盛岡駅のIGRいわて銀河鉄道自動券売機のボタン.注目は左上,盛岡・厨川・滝沢のそれぞれの中間に何も書いていないボタンがあることだろう.これは2006年3月に開業する新駅のボタンが入る「準備工事」的な意味合いがあるが,当時はまだ駅名も決まっていなかった.盛岡〜厨川間が「青山」,厨川〜滝沢間が「巣子」という名称で開業となった.同様に上から二段目の回数券ボタンも新駅部分は余白ボタンになっている.
右下の入場券だが,IGRもJR東日本(東京電車特定区間を除く)と同じ140円となっている.普通,入場券はその鉄道会社の初乗り運賃と同じ額であることがほとんだと思うが,140円としたのは盛岡発着のIGR線のうち,JRホーム側に入る列車があることから,不公平感がないようにJR東日本の額に揃えたものと思われる.そのためか,IGRいわて銀河鉄道線の他駅における入場券も140円となっており,しかも硬券を常備している駅もあることから,お買い得感が強い.
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