訪問当日だが,能登市ノ瀬8:24着の下り列車で下車し,輪島から折り返してくる8:41発の上り列車で能登三井駅へ出る予定だった.しかし,8:41を過ぎても列車がまったく来ない.その間,完全無人駅の能登市ノ瀬駅では「なぜ列車が遅れているのか?」という情報がまったく入らない.
JRの駅では完全無人駅であっても,管理駅等からの音声放送等により「何の列車は何の理由で何分ほど遅れている」といった情報を流してくれるため,ある程度の状況や遅延理由は分かるのだが,のと鉄道にそのような設備がないのか,放送も何もない.しばらくすると,タクシーで列車のビデオ撮影をしようというマニアが来て,「上り列車は踏切で宅配のトラックと接触したようだ」という情報がもたらされた.寒い無人駅で延々待っていたところ,9:52になってようやく上り列車が現れた.廃止まで1ヶ月を切っていたとはいえ,のと鉄道の旅客への情報提供サービスの悪さには辟易した.
写真は上り列車の先頭部で,トラックとの接触時に破壊されたと思われるワンマンミラー他の部品が転がっていた.(2011年1月16日記述)
|