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神海 樽見鉄道樽見線

(2008年8月31日作成,2008年8月31日最終更新)

第三セクター線 樽見鉄道樽見線へ戻る


樽見鉄道樽見線 神海 2003年4月14日 NikonCoolpix2500

 国鉄時代及び第三セクター樽見鉄道開業時は樽見線の終点だった神海.国鉄時代は駅名を「美濃神海」だったため,駅舎正面入口にはもともと「美濃神海駅」と漢字5文字が入っていたらしく,そのうちの「美濃」を外したため,その部分が妙に空いている.喫茶店が併設されているが,駅舎左側には「神海駅売店 ロッテ・森永・明治・グリコ・不二家・東京デリシャ」の看板があるが,それら製品を扱っているかは不明.



樽見鉄道樽見線 神海 2003年4月14日 NikonCoolpix2500

 左側にあった出札窓口は板で塞がれている.後述するように,少なくとも当時は駅職員が詰めていた.



樽見鉄道樽見線 神海 8009レ(左)・8010レ(右) 2003年4月14日 NikonFM10 RA・フジクロームSensia100

 神海駅で行き違いをする下りの快速「うすずみファンタジア」(左)と快速「うすずみブルーライン」号(右).写真は神海のホーム北側(樽見方)から撮影.
 神海もホーム長は2両分で,機関車を入れて6両編成になる「うすずみファンタジア号」は,最後部の1両(国鉄スハフ12ことスハフ1100形)がホームからはみ出し,後から2,3両目の国鉄オハ12ことオハ1000形と,国鉄トラ25000形ことうすずみ1形がホームにかかり,後から4両目のうすずみ1形はホームから一部がはみ出し(写真の左端に僅かに車体が写っている),後から5両目の国鉄スハフ12ことスハフ11000形は完全にホームからはみ出し(ドアは写真のように開いていない),先頭の機関車はもちろんはみ出した状態となる.



樽見鉄道樽見線 神海 8009レ(左)・8010レ(右) 2003年4月14日 NikonFM10 RA・フジクロームSensia100

 前掲の行き違い風景を駅舎側(南側)から撮影したカット.上りの「うすずみブルーライン」号の14系客車編成は,先頭の機関車はみ出し,客車の1,2両目がホームにかかり,3〜5両目はホームからはみ出して停車する.すべて国鉄型車両による列車交換シーンが展開するが,国鉄でもホーム長僅か2両の駅で客車5両編成同士が交換するという豪快というか,容量を余りにも超えたシーンは展開されていなかったのではないだろうか.樽見鉄道は国鉄のようであって国鉄ではないシーンを演出する本当に稀有な第三セクター鉄道だったが,これが成し得たのは,貨物輸送を行っていてディーゼル機関車が多数あったこと,当初導入したレールバスが小さすぎて僅かな時間帯に利用客が集中する通勤通学輸送に適さず,国鉄やJRから客車を譲受,それも多数譲受して保有していたこと,一部(谷汲口など)の駅を除いてホーム長を延長せず,国鉄時代の開業当時のまま使い続けたことなどが挙げられる.



樽見鉄道樽見線 神海 24D 2003年4月14日 NikonCoolpix2500

 15:25発の上り列車には帰宅の小学生らも乗車する.写真奥の構内踏切を渡ったところに手旗を持った駅員が立っているが,少なくとも当時の神海では恐らく信号かポイントの切替要員が必要だったらしい.詳細は不明.



樽見鉄道樽見線 神海 2003年4月14日 NikonCoolpix2500

 15:25,「うすずみ観桜号」のヘッドマークを掲げたレールバス同士が交換.左が下り線で,その先頭車にはハイモ315が繋がれており,一際車高が高い.



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