写真右が掛川方になる.気賀の街中の主に県道261号線を跨ぐ箇所には開業当時の昭和13年(1938年)に竣工した「気賀町高架橋」と言われる全長89.68mのコンクリート橋りょう*) を見ることができる.この橋りょう区間を探索しても,川らしい川はなく,写真の水路のようなものが唯一の「川」と言えるものであり,なぜ写真右のような土盛区間とせず,約90mにも亘る橋りょうを建設したのかはよく分からないが,地盤が非常に軟弱だったか,土盛ではすでに区画的に干渉する重要な構造物が建っていたのかかもしれない.作者が地形図などを見る限りでは「軟弱地盤説」を推したい.
*文献)著者不明,2010.「国登録有形文化財を巡る 天竜浜名湖鉄道の旅 訪ねてみたい昭和の鉄道遺産」天竜浜名湖鉄道株式会社営業部.(発行年は本書に奥付等がなく不明のため,豊橋市図書館のデータベースに依った)(2013年12月19日記述)
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