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アビエス・リサーチ制作雑記

図書館のスポーツ新聞

(2009年10月22日作成、2009年10月22日最終更新)

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 電車の中吊り広告や駅構内の広告に,競輪や競艇など公営ギャンブルの開催日や大きなレースを宣伝したものがある.東京圏でも良く見かけるし,特に大阪圏以西には多いように思うが,東北,北海道ではこれらの広告は非常に少ない気がする.作者は6年間岩手県に住んでいたが,東北地方は競艇場,オートレース場は皆無,競輪場も青森競輪,いわき平競輪(いわきの場合,東北というより,関東圏と言った方が当たっている気もする)しかないため,公営ギャンブルの広告はほとんど目にする機会がなかった.

 岩手県の次に居住した新潟県もほぼ似たような状況だった.JRAの新潟競馬場はあるものの,JR東日本新潟支社の車内等でJRAの広告を見た記憶がない.恐らく,新潟競馬場は鉄道で行くにはこの上なく不便な場所にあるため,JR東日本新潟支社としては広告の効果がほとんどないためだろう.弥彦競輪の開催案内などはたまに見かけた気がするが,これも非常に少なかったと思う.それだけに,岩手県と新潟県に住んでいた時に,作者の周囲でもこれらの公営ギャンブルにハマっている人は大変に少なかった.

 作者は公共の図書館に行った際,スポーツ新聞を読むのが楽しみの一つとなっている.一時期,作者が競馬にハマっていた時分にはスポーツ新聞の購読(「スポーツニッポン」を読んでいた),それも一般紙(某全国紙)と両方を購読しており,スポーツ新聞は「いつでも読める」ものだったが,現在は一般紙も含め購読はしていない.それだけに,図書館へ行ってスポーツ新聞を読むことは大きな楽しみになっている.

 しかし,公共の図書館で購入している「スポーツ新聞」は1紙か2紙で少ない上,スポーツ新聞の閲覧者というのは多いらしく,たいてい「先客」がいて,しかもなかなか空かない.誰かがすでに「スポーツ新聞」を読んでいる時は,他の本を探したり読んだりして空くタイミングを待つのだが,何十分待っても空かなかったり,いつの間にか別の人に閲覧者が替わっていたりということがしょっちゅうある.ちなみに,豊橋市に図書館には「日刊スポーツ」と「中日スポーツ」「スポーツ報知」の3紙が置いてある.

 ところで,作者は現在,スポーツ新聞のどの欄を見るか?というと,プロ野球欄がほとんどで,他にJリーグ等サッカーと,いちおう芸能欄を見ておくくらいである.競馬欄は大きいレースの前後はいちおう目を通すが,以前のように予想して,電話(インターネット)投票して,中継をテレビで見てということはもう(ほとんど)していないので,競馬欄を見ることは皆無といっていいほどになっている.その他の「釣り」欄や中央競馬以外の公営ギャンブル欄はまったく読んでいない.

 図書館のスポーツ新聞で「先客」がいた場合,「先客」がどの欄を読んでいるか?といえば,豊橋に引越して来る前までの経験からすると,野球やサッカーといったスポーツ面や芸能面,あるいはテレビ欄を見ていた気がする.いちいちそんなことまで気にしていなかったので正確なことは言えないが,現在の居住地である豊橋市の図書館や,隣町の豊川市の図書館へ行って「カルチャーショック」を受けたのが,スポーツ新聞の「競艇」「競輪」「オートレース」等の公営ギャンブル欄を見ている人が非常に多いことである.

 さらに,そういった欄を見ている人はただ読むだけでなく,メモを取っていたりするので,結果(配当)を書き留めているか,あるいはレースの予想をしているものと思われる.豊橋市には豊橋競輪が,周辺には浜名湖競艇,浜松オート,蒲郡競艇など確かに公営ギャンブルが多く,それを楽しむ人口は多いのかもしれないが,図書館のスポーツ新聞でメモまで取る人を頻繁に見かけるとは思っていなかったので,図書館の「活用方法」の違いに土地柄を感じ,大いに感心してしまった.

 考えてみれば,豊橋周辺を走るJR東海の車内や名鉄車内の中吊り広告には,前述の「浜名湖競艇」「浜松オート」「蒲郡競艇」のほか,近隣の「笠松競馬」「名古屋競馬」「一宮競輪」などの開催日等が入った中吊り広告をよく目にする気がする.今度,電車に乗った際には,公営ギャンブル中吊り広告の出現頻度を詳細に調査したいものである.(2009年10月22日記述,11月5日一部修正)



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