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2009年11月 SONY JA333ES・自己診断機能メッセージ(上)・同コード(下)
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当サイト「アビエス・リサーチ」には「鉄道サウンド」というページが用意されている.しかし,このサイトを立ち上げた2007年11月から現在までの約2年間,そのページは「準備工事」としてあるだけで,まったく手をつけていない.いつかは,作者が録り貯めた鉄道サウンドについて紹介したいと思っているのだが,時間,技術,やる気の面からまったく叶っていないのが現状である.
作者は鉄道サウンドはMD(ミニディスク)に録音している.本当はDATやSDカード等のデジタル・メディアへWAV形式で録音したいとは思っているのだが,長年使い慣れたMDから抜け切らないでいる.
先日の鉄道旅行でもMDレコーダー・Panasonic SJ-MR220を携えて録音し,空き時間にMDの編集作業を行っていた.しかし,SJ-MR220の電池残量が減っていたせいもあったのか,MD編集作業中のTOC(Table
Of Contents)領域への書き込みが不完全?だったらしい.自宅のMDデッキ・SONY
JA333ESやTEAC MD-5MKIIのいずれでもディスクの読み取りエラーが表示され,再生がまったく出来なくなってしまっていた.SONY
MZ-RH1でも試してみたが同じであった.
写真はJA333ESにこのディスクを入れたときのディスプレイ.「Toc Error」と「C14」のエラーメッセージが1秒おき程度に交互に現れるだけで,まったく再生はできなかった.下の「C14」だが,これはデッキの自己診断機能のコードで,その診断は取説によると「ディスク情報を正しく読み取れなかった.(対策)->他のディスクを入れてみる.(対策)->ディスクの内容をすべて削除してよいときは,記録されている内容をすべて削除する.」ということで,読み取りに関してはお手上げということであった.
ところが,録音に使ったPanasonic SJ-MR220ではこのディスクは何ら問題なく読み取り,再生も出来る.ディスク内の情報を拾い出して,別ディスクに移し変えることは可能であることが分かった.そこで,ディスクのダビング作業に取り掛かったわけだが,Panasonic
SJ-MR220の出力端子はヘッドホン出力のアナログステレオミニジャック端子しかない.となると,デジタルで情報を取り出すことは不可能である(Panasonic
SJ-MR220の光ミニ端子は入力のみしかない).そこでステレオミニジャックからアナログで取り出し,デッキ(本番ではアンプのアナログ端子に入れた)へ繋ぎたいのだが,手元には片側がRCAステレオ用ピンジャック,もう片側が標準ステレオ・フォーン端子のケーブルしかなく,フォーン端子側がミニではないため,合わない.
仕方がないので,近所の電気屋へ買出しに行き,RCAステレオ〜ミニ端子のケーブルか,フォーン端子標準メス〜ミニオスのコネクタのどちらか安価な方を探したところ,後者の方が安くて部材も良さそうだったので購入,さっそくダビング作業に取り掛かった.
Panasonic SJ-MR220のアナログ出力をデッキ(SONY JA333ES)でAD変換するということで,音質の劣化は避けられないが,Panasonic
SJ-MR220で読み取りが出来たことだけでも幸いと思うべきだろう.お陰でディスクに記録した2008年の糸魚川〜直江津間のクモハ419の高音モーター音や,新発田〜新潟間の485系間合快速のクロハ481車内音などを救うことが出来た.(2009年11月29日記述) |