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アビエス・リサーチ制作雑記

鉄道関係月刊誌ほかの定期購読の中止

(2009年12月1日作成、2015年9月12日最終更新)

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2009年12月 乱雑に積まれた鉄道趣味月刊誌類

 鉄道趣味関係の月刊誌は言うまでもなく,複数誌が刊行されている.作者がこれまでに定期購読していた雑誌は,「鉄道ピクトリアル」「鉄道模型趣味」で,かつては更に「鉄道ジャーナル」「Rail Magazine」も購読していた.毎月,かなりの金額を鉄道趣味関係の月刊誌にかけていた.しかし,出費が痛いので2誌を削減して「鉄道ピクトリアル」と「鉄道模型趣味」に絞って定期購読を続けていた.

 しかし,それら2誌も先月で購読をやめた.まず「鉄道ピクトリアル」は地元の市立図書館の購入雑誌のため,最新号を借りることこそできないが,館内で読んだり,古い号は借りてきて読むことができる.どうしても欲しい号があった場合は,本屋へ行って買うことにすればいい.数ヶ月前のバックナンバーでも「売り切れ」ということはまずない.

 「鉄道模型趣味」は(現在は)鉄道模型を買いもしないのに購読していた.いつかは鉄道模型にのめりこみたいと思って購読していたのだが,住宅事情や金銭的な問題でそれらを楽しむ「ゆとり」がとてもじゃないが無いのである.それでも,「鉄道模型趣味」誌は写真もキレイで情報もキメ細かいのでせめて「紙」という二次元の世界だけでも模型を楽しもうと購読していたのだが,とりあえず定期購読は止めることにした.

 定期購読こそしていないが,その他の鉄道趣味月刊誌も本屋で気に入った号や,情報的に手元に残しておきたい号については「即買い」している.定期購読の欠点は,あまり興味のない特集などが組まれている時にも買ってしまっていることと,本はとにかく嵩張るし重いので,部屋のスペースの問題を常にかかえなければならない.本当に頭が痛い問題である.そんなこともあり,「定期購読」はやめた.年間,2万円程度の節約になった.

 作者は他にも定期購読している雑誌があった.作者の趣味のひとつに,FM放送の「エアチェック」がある.「エアチェック」という言葉はもはや恐らく死語だろう.主に音楽番組のプログラムを予め調べ,聴きたい曲,保存したい曲などをカセットテープなどに録音して,聴いて楽しむ趣味なのだが,少なくとも自分の世代で現在でもこれを楽しんでいる人は皆無と言っていい.しかし,1980年代にはかなりメジャーな趣味だった.

 ラジオ番組(主にFM放送)をカセットテープに録音して,それをカーステレオで聴いたり,自室のラジカセ(これも恐らく死語)で聴いたりして楽しむ趣味が80年代は本当に盛んだった気がする.そして,それらの趣味を支えるべく,1980年代には計4誌ほど,FM情報誌というジャンルの雑誌が発売されていたものだった.作者が1980年代に購読していたのは主に「FMレコパル」誌で,それが売り切れだったりすると,「FMステーション」や「FM fan」を買っていた.コンビニの本棚にも当然のようにこれらの雑誌は置いてあった.ほとんどのFM情報誌は隔週刊の発売で,1冊200〜250円程度だったと思う.隔週刊のため,月500円程度の出費であり,それほど高くもなかった.

 ただ,1999年頃から作者のFM離れが起き,しばらくエアチェックをサボっていたが,2002年に某所へ引っ越したのを機に,再び「エアチェック」を始めることにした.そこで,コンビニや本屋に行って,FM情報誌を買おうと探したのだが,どこにも置いていないのだ.発売日とずれているのかと思ったが,いつ行ってもない.なぜ本屋にないのか,ネットで調べれが分かるだろうとあれこれ調べたところ,FM情報誌はことごとく廃刊(休刊)されていたのだった.実はこれより以前の1990年過ぎに「FMレコパル」誌も休刊しており(実際は1995年に廃刊らしい),雲行きは怪しかったのだが,まさか全誌が廃刊に追い込まれているとは思っても見なかった.

 しかし,配送による定期購読のみの扱いで,最低半年単位の購読であれば,「FM CLUB」というFM情報誌(リンク:http://www.mondebreath.co.jp/fmclub.html,2009年12月現在)が購読可能であることが分かった.この雑誌は隔週刊の発行だが,半年5,000円,1年間10,000円の購読料(2009年12月現在)となっており,ざっと計算するとかつての1980年代のFM情報誌の倍の値段になる.(値段は倍だが,ページ数も少なく,情報量ははるかに少なくなった.)

 この「FM CLUB」誌も約8年間購読していたが,先月,定期購読期間が更新期になったのを機にやめてしまった.とりあえず,FM(NHK-FM)のプログラムはNHKのホームページにある「番組表」で確認することにした.FM CLUB誌ではプログラム内容が未決定のうちに発売になっていたこともあり,「曲目未定」という番組も見受けられたが,ホームページでは最新情報が載るため,リクエスト主体の生放送以外はほぼすべて曲名も載るというメリットもある.

 しかし,webでプログラムを確認するという作業は恐ろしく面倒くさい.1ページで1日分が表示されればまだいいのだが,1日を6〜7時間単位の時間で区切って1ページ内に表示させるため,サイトをいくつも開いて確認しなければならない.内容についてもプリントアウトすればいいのだが,「印刷費」を考えると「FM CLUB」誌の定期購読費を節約した意味がないような気がして,それもはばかられる.とりあえずは画面上で曲目や演奏時間を確認してメモを取るようにはしているが,そのうち嫌気が差して,再び「FM CLUB」誌を取るような気がしないでもない.

 以上の月刊誌2誌,隔週刊誌1誌をやめたことにより,年間約3万円の節約になった.年間3万円というのは,インターネットの接続代金とほぼ同額である.鉄道趣味の月刊誌は例えば日単位の「速報性」「即時性」を求めないから,「欲しい号だけ買う」スタンスでいいが,FM情報誌の場合,番組内容が未決定でも発行せざるを得ない情報の「遅延」という欠点こそあるものの,紙ベースで番組内容が確認できるメリットはやはり大きかった.(2009年12月1日記述,2015年9月12日加筆修正)



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