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アビエス・リサーチ制作雑記

佐渡島から東京方面への帰省

(2010年1月5日作成、2010年1月6日最終更新)

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2001年3月16日 新潟駅(万代改札口) (トリミング処理)

 ちょうど1ヶ月前の本欄(アビエスリサーチ制作雑記・2009年12月5日記述)で,2000年前後に佐渡島の両津港18:40発(当時の時刻)カーフェリーから新潟駅でいなほ号に乗り継ぐ,「新潟駅発の特急『いなほ号』終列車」について書いた.そこで,今回は同じカーフェリーから東京方面へ出る乗り継ぎ等について書いてみたい.

 一週間の仕事が終わり,金曜日の夕方,両津港18:40発のカーフェリー(当時の時刻.2010年1月現在は19:30発)に乗船し,新潟港に着くのが21:00ちょうど(当時).新潟港から新潟駅ゆきの路線バスを乗り継いで新潟駅に着くのが21:20過ぎになる.

 ここからは2000年3月11日改正の時刻表を元に話を進める.新潟駅を21:20過ぎに発つ上越新幹線は,最終東京ゆきの「あさひ338号」(新潟21:28-23:40東京)があるため,佐渡島で勤務終了後,なんとか当日中に東京に行くことが可能である.しかし,作者の実家は茨城県(つくば市内)である.現在であれば,東京駅を23:50に発つ高速バス(予約制)「ミッドナイトつくば号」にも間に合うが,当時は「ミッドナイトつくば号」はまだ運行されておらず,最終の「つくばセンター」行き高速バスは東京駅23:00発だった.つまり,東京駅に23:40に到着する新幹線で当日中に「自宅」,あるいは「実家」に帰れる人は山手線周辺のごく一部の地域だけと言える.

 強いて「あさひ338号」から公共交通機関による茨城県つくば市行きを挙げると,「あさひ338号」を上野で下車(23:34)し,上野駅新幹線の地下ホームから階段(エスカレーター)を在来線10番線まで猛ダッシュし,23:41発の最終常磐線(取手以遠への最終“中電”である土浦行き)に乗れば,作者の実家最寄駅である荒川沖駅に翌日の0:41に着かないことはない.しかし,上野駅7分の乗換は新幹線がちょっとでも遅延すれば危うい時間で,とても「常用」できる乗り継ぎではないし,荒川沖駅から先の公共交通機関はないため,親に深夜に車で迎えに来てもらわないことには,タクシーか「徒歩3時間」コースとなる.

 蛇足だが,2010年1月現在,両津港を夕方に発つフェリーは前述のように19:30しかなく,このフェリーの新潟港着は22:00であるため,東京行きの最終上越新幹線(新潟21:31発「Maxとき352号」)にはまったく間に合わない(最終越後湯沢行きの22:17発「Maxとき480号」もタクシー利用でも微妙に間に合わないものと思われる).

 以上のようなこともあり,金曜夕方の佐渡島(両津港)発・佐渡汽船利用による上京(帰宅や帰省)に新幹線は(山手線沿線等に住居がない限り)不便であることがお分かりいただけたかと思う.となると,2000年当時に重宝したのが快速「ムーンライトえちご」号だった.青春18きっぷシーズンであれば,指定券(繁忙期510円)との組み合わせで安価に移動もできた.そのようなこともあり,作者も佐渡島在住中は何十回も利用させてもらった.

 画像は佐渡島在住中に購入した快速「ムーンライトえちご」号の上り列車の指定券.当時,佐渡島両津港には「びゅうプラザ」が設置されており,JRの指定券類も購入可能だったし,佐渡島内の旅行会社でJRの指定券類が購入できた.画像のうち,左上の券は佐渡島内の「びゅうプラザ」発券のもの,右下は「新潟駅佐渡営セ」と入っているが,これはどこの発券か作者は詳細は分からない.右上は確か新潟市内に出張した際に旅行会社で買ったものだろう.左下は新潟駅で購入した指定券である.

 快速「ムーンライトえちご」は上下列車ともに本当によく利用した.上りは前述のようなルートがほとんどで,下りは日曜夜の快速「ムーンライトえちご」に乗ると,新潟駅に5:06(2000年3月改正当時)に到着する.佐渡汽船の朝一番のカーフェリーは新潟港6:00発,新潟駅から新潟港までゆっくり歩いて充分間に合う時刻で,仕事は朝の1時間だけ有給休暇を取れば間に合うため,このような乗り継ぎも頻繁に使った.こんなに便利だった夜行快速が廃止(臨時列車化)されたのは本当に残念でなりません.(2010年1月5日記述,1月6日一部加筆修正)



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