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アビエス・リサーチ制作雑記

ロンドン地下鉄のCovent Garden駅

(2010年2月24日作成、2010年2月24日最終更新)

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2010年2月 Covent Garden Station / Piccadilly Line

 昨日の「アビエス・リサーチ制作雑記」にロンドン地下鉄のことを書いたが,今回はじめて乗降したPiccadilly Line(ピカデリー・ライン)のCovent Garden(コヴェント・ガーデン)駅にも驚いた.

 コヴェント・ガーデン駅はロンドン中心地に位置しており,駅周辺には駅名と同じMarket(市場)のほか,Royal Opera House(いわゆるコヴェント・ガーデン王立歌劇場)やサヴォイ劇場(Savoy Theatre)といった劇場があちこちにあり,それらの公演の観客や買い物客らで利用客は非常に多い.

 ところが,この駅の地下ホームで下車すると,地上の改札へ行くまでかなり大型のリフト(イギリス英語ではエレベーターとは言わず,Liftという)でしか改札口とホームとの連絡手段がない.さすがにリフトの台数は4台であり,それらが並列に並んではいるが,下車客が集中した時などは地下の狭い通路でリフトを待たねばならず,不安も大きい.

 しかし,さすがに非常時に脱出ルートがリフトだけというわけにも行かず,ホームと地上とは1本の螺旋階段が設置されている.いちおう,「非常用」という表示はあるが,普段でもこの螺旋階段は使える.

 右の写真はその螺旋階段だが,とにかく幅が狭く,カーブも急であり,さらに通常のビルで言うと5階〜6階分に相当するほどの高低差があり(正確な高低差は不明だが,感覚としてそれ位だった),ホームと地上改札間は非常に遠い.リフトを待つのがイヤな時にこの螺旋階段を使ったが,時間帯によって下りは通行止めにしたりしており,階段は常時開放はされていなかった.

 あまり乗降客の多くない駅ではとにかく,前述のようにCovent Garden駅の乗降客は非常に多い.それでいてこの設備である.もし日本の同規模駅でこの設備であれば「珍○景」としてテレビ局が放って置かないような駅だった.

 また,劇場等での上演終了後,この駅の改札を通るまで,駅入口から歩道まで長い列(イギリス英語では列は「Queue」という)が出現するため,列に並び,改札機を通り,リフト(または時間帯によっては螺旋階段も使える)を使ってホームまで15分程度もかかる.とにかく,ロンドンでは人の列というのはあちこちで見かける.

 作者が中学生の英語の授業で使っていた教科書にロンドンでは「人の列」が名物状態となっていることが書かれた「Queue Loving People」という題の教材があったが,まさにその通りの街なんだと妙に納得してしまった.(2010年2月24日記述)



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