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アビエス・リサーチ制作雑記

録音エラーが多発したMDレコーダー

(2010年3月5日作成、2011年1月31日最終更新)

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2010年3月 TEAC TASCAM DR-07

 2009年11月29日の本欄「MD(ミニディスク)の読み取りエラー」で,ポータブルMDレコーダー側の不具合と思われる録音エラーが発生したことを書いた.実はその後も稀に録音エラーが発生しており,その都度アナログ・ダビングを行って録音内容の取り出しと保存は行ってきてはいたのだが,ついにポータブルMDレコーダー側でも「Disc Error」表示になって,再生も何もまったくできなくなるMDを作るはめになってしまった.

 それも予め録音してあったMDの残量部分に新たに録音をしたところ,新たな録音はもちろん,予め録音していたデータすら取り出せないという最悪のエラーになってしまった.

 予め録音してあったのは,2010年1月に上野〜古河間・3623M「ホームライナー古河」をサロ489車内で出発前から終点古河までフルに録音したデータであり,ショックが非常に大きい.この列車は急行「能登」編成の間合を利用したホームライナーで,金沢所の489系国鉄色編成9連で運用されているマニア垂涎の列車で,土休日運休でなかなか乗車機会に恵まれなかったものの,今年3月13日のダイヤ改正で急行「能登」が臨時列車化される関係から,489系による運用も「カウントダウン」がはじまってしまったこともあり,わざわざ上野駅まで出かけて乗車した「渾身の」録音だった.このディスクが少なくとも我が家にあるすべての再生機で「Error」または「Blank Disk」などと表示されるのを見て,愕然としてしまった.

 ディスクの残量としては12分程度であり,それをケチケチ使おうとしたのがそもそもディスク・エラーを発生させた要因である.実は残量には大阪駅でやはり今年3月のダイヤ改正で廃止される特急「雷鳥37号」(大阪駅17:12発)の発車シーンをホーム上から録っており,485系の重厚な発車サウンドの他に,ホームでアイドリングするキハ181(特急「はまかぜ」号)のけたたましいサウンドなども一緒に録れているはずで大いに期待していたのだが,恐らくTOCの書き込み時にエラーが発生したのだろう,再生機側ではもはや何も認識してくれなかった.

 これまでも録音したディスクでエラーが何度か発生する予兆はあったのだから,早々に録音機を更新すべきだったのだが,こういう「最悪の事態」が起きるまでのんきに使い続けてしまった.本当に悔やまれる.

 そんなわけで,ついに,というか,やっとICレコーダーを初導入することにした.ネット上でさまざまな機種を機能,価格からさんざん比較して,まあ最初だしそんなに高価な機種を使わなくてもいいだろうということで,「WAVで録れる」「サンプリング周波数44.1KHzを選択できる」「(メディアの交換対応によって)最低ラインと考えている8ギガの容量が載せられる」を条件に,TEACの「TASCAM DR-07」を購入した.

 TASCAM DR-07は筐体がオールプラスチックで,軽くていいのだが,これまで使っていたMDレコーダーのPanasonic SJ-MR220の金属を多用した外装とはかなり異なるため,少々心もとない.購入価格はMDレコーダーPanasonic SJ-MR220の半額程度(MDレコーダーのPanasonic SJ-MR220が3万円台,ICレコーダーのTASCAM DR-07が1万円台で購入できた)であり,相当に安くはなった.

 DR-07で試し録りした感触として,やはり内蔵マイクでは音が「軽い」ので,引き続き外付けのマイクロフォン(2010年現在,SONY ECM-979を使用)が必要である.今後,このICレコーダーで新たに録音してみるが,これからはディスク(MD)ではなく,PCのHDDにファイルを保存していくことになる.使い勝手が向上し,このWeb siteの「鉄道サウンド」にもアップしやすくなるかもしれない.このあたりは使ってみないとなんとも分からない部分ではある.(2010年3月5日記述,2011年1月31日一部修正)



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