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アビエス・リサーチ制作雑記

飯田線大原トンネル内にシカが迷い込んだニュース

(2011年6月24日作成、2011年6月24日最終更新)

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飯田線 大嵐駅 2005年5月3日

 例によって図書館で新聞を読んでいたところ,飯田線最長のトンネルである大原トンネル内にシカが入り込んでいたことが原因で普通列車が大幅に遅れたニュースが載っていた.

 2011年6月20日の毎日新聞夕刊(中部本社版)に掲載されていたが,毎日新聞のニュースサイト「毎日jp」にも同じ記事が掲載されていた(2011年6月24日閲覧).「JR飯田線:トンネルにシカ2頭 列車通れずに大幅遅れ」がそれで,上り普通列車570M(上諏訪16:25始発〜22:47豊橋終着)が大嵐駅を発車後,大原トンネル(延長5,062m)で中に入り込んだシカ2頭を見つけ,停車・徐行を繰り返してトンネルの水窪方出口まで2時間20分もかけて追い出したというものである.

 5,000mを徒歩で行った場合,1時間10〜20分程度の距離であるため,列車は歩く速度よりもさらに遅い速度でシカとお付き合いしていたことになる.

 写真は2005年の撮影だが,大嵐駅ホームから見た飯田線最長の大原トンネル入口を見た構図.トンネル入口部分に大嵐駅で上下列車の行き違いが出来るように転轍機が収められており,入口はかなり広くなっている.写真のトンネル内左側面には上り列車に対する出発信号機が収められているのも写っている.このような入口の「広さ」もシカが入り込んだ原因の一つなのかもしれない.

 この新聞記事を読んだ時に,作者も糸魚川市在住中の2008年,早朝5時頃に車で糸魚川から白馬方面へ向かう国道148号のスノーシェッド群(JR大糸線の駅で言うと,小滝〜平岩間)を通っていた際,前方から相当にデカいカモシカが車に突っ込んで来そうなことがあったことを思い出した.カモシカのすぐ後からハザードランプを点けた車2台が来ていたことから,スノーシェッドに入り込んだカモシカを,対向車が「追い出しながら」走行していたのだが,そのカモシカに危うくぶつかるところであった.カモシカは自分の車のすぐ前で横に逸れ,また対向車に追われるようにしてスノーシェッド内を走っていったのだった.

 とにかくここ10年ほどで大型野生動物が急激に増加したような気がする.先日,紀勢本線の非電化区間を乗車した際も,線路脇にはシカ等が侵入しないよう,柵,網があらゆる箇所に設置してあり,JR東海も「シカ対策」には多大な出費を強いられているのだろうと感じたし,2011年1月の夜の九鬼駅では普通列車の車掌が懐中電灯を手に駅ホームから線路へ降りていたことがあったのだが,線路にシカが出現したという連絡を受けての確認作業だったようである.(2011年6月24日記述)



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