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アビエス・リサーチ制作雑記

点線国道256号・上久堅〜小川路峠(長野県)

(2015年10月30日作成,2015年10月30日最終更新)

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 いわゆる「車道」状になっておらず,自動車は通行不可能であり,登山道状態になっているものの国道指定されている道は点線国道と呼ばれたりする.長野県も点線国道の宝庫だが,そのうちの一つ,国道256号の上久堅(かみひさかた)(長野県飯田市)〜小川路峠(旧上村)間を踏査してきたので紹介する.

長野県 上久堅〜小川路峠 (国土地理院web site地図より・2015年10月27日閲覧)

 上久堅集落は地図の北西側になる.自家用車で観世音堂を過ぎ,細い国道256号を登ると,東西に走る尾根上に出た所(標高1,120m地点)のゲートまで上がることが出来た.ここからほぼ地図の国道表記沿いに小川路峠までを写真で紹介する.

長野県上久堅〜小川路峠 2015年6月28日 Nikon Coolpix P7700

 標高1,120m地点のゲートがあった箇所の看板.秋葉街道を国道256号線へ改良した経緯もあるため,この区間の点線国道は「秋葉街道」として案内されている.小川路峠までの石仏や建築物跡などの説明が書いてある.右の国道標識があったと思われる支柱には「飯田市越久保」という地名標がある.

長野県上久堅〜小川路峠 2015年6月28日 Nikon Coolpix P7700

 支柱の地名標の上に「国道97号」と書いてあるシールが見える.これは,路関係の情報交換をするサークル「国道メーリングリスト」のステッカーシールと思われる.256号の国道標識がないのは,盗難にあったからだろうか?

長野県上久堅〜小川路峠 2015年6月28日 Nikon Coolpix P7700

 1,120m地点のゲートから先も砂利道が続いており,林業作業車などが入っていたが,その道も徐々に細くなる.写真は1,188m地点で,路肩も脆弱そうであり,自動車での通行はかなり危険.

長野県上久堅〜小川路峠 2015年6月28日 Nikon Coolpix P7700

 1272.1m峰を巻いた先にあった汗馬沢という茶屋跡.尾根上に確かに建物があったっぽい平坦地があった.

長野県上久堅〜小川路峠 2015年6月28日 Nikon Coolpix P7700

 汗馬沢の看板.1950年頃までここに茶屋があり,周辺で耕作もしていたというのだから驚く.

長野県上久堅〜小川路峠 2015年6月28日 Nikon Coolpix P7700

 標高1,300m付近にあった堂屋敷という石灰を作っていた平坦地.こういった生活密着の土地利用が秋葉街道沿いには点在しており,歩いていて人の歴史が感じられ,おもしろい.

長野県上久堅〜小川路峠 2015年6月28日 Nikon Coolpix P7700

 前述の堂屋敷看板.郵便もこの峠越えの道を利用していたというのだから,すさまじい.

長野県上久堅〜小川路峠 2015年4月26日 Nikon Coolpix P7700

 ここからの3枚は4月26日に探索した際の写真を掲載する.1638.6m峰の西を巻くと,曽山への分岐に出るが,曽山への入口にはピンクテープが巻かれていた.

長野県上久堅〜小川路峠 2015年4月26日 Nikon Coolpix P7700

 街道沿いに立てられた観音像.

長野県上久堅〜小川路峠 2015年4月26日 Nikon Coolpix P7700

 小川路峠まであと少し.周辺の笹はシカの食害を受けている.小川路峠の画像は昨日の本欄を参照.



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