TOP更新情報カテゴリ路線別列車別鉄道サウンド切符リンク集岩手県の魅力当サイトについて撮影機材

アビエス・リサーチ制作雑記

「元」三遠南信道,草木トンネル(静岡県)第2回目探査

(2016年5月21日作成,2016年5月21日最終更新)

「アビエス・リサーチ制作雑記」へ戻る


 2015年10月28日の当制作雑記で静岡県浜松市にある草木(くさぎ)トンネルを紹介したが,2016年1月に再度訪問したので変化した点などを紹介します.

静岡県 草木トンネル周辺 (国土地理院web site地図より・2016年10月26日閲覧)

 地図上のA地点から出ている緑色の直線は新たに掘削が進められ,将来開通する予定の「池島トンネル」の南側入口取り付き道路(橋りょう).B地点は草木トンネルの東側出口.(2016年5月21日記述)

静岡県池島〜ヒョー越間(草木トンネル西側) 2016年1月4日 Nikon Coolpix P7800

 地図のA地点の国道表記をみると2又に分かれているのが分かる.この区間は橋りょう区間だが,上下線それぞれが一車線ずつ完全に分離した構造になっている.写真左が南ゆき道路,右のガードレールや擁壁の一部が見えている道路が北ゆき道路.そしてそれら両線に挟まれた箇所には橋脚4基が野ざらし状態になっている.現在線が一般道から三遠南信道への取り付き道路で,中央の橋脚に三遠南信道本線が載る予定ですでに橋脚のみ工事が完了しているらしい.しかし,将来的にこれら橋脚が活用される日は来るのだろうか?.(2016年5月21日記述)

静岡県池島〜ヒョー越間(草木トンネル西側) 2016年1月4日 Nikon Coolpix P7800

 南を見て撮影.右の橋りょうが現在掘削中の池島トンネルへの取り付き道路,正面の進入禁止標識のある道路が北ゆき本線,左端の道路が南ゆきの本線.その中間の仮設ガードレールが直角に置かれている箇所が前述の三遠南信道本線の将来的な接続部になる.もし,前述の橋脚部分に三遠南信道が載り,この写真の仮設ガードレール位置に接続しても,本線から池島トンネルへの取り付け道路へは行けない構造になってしまう.また,手前の「52」という距離標識があるが,一体起点はどこなのだろうか?道路地図等を使って計測したところ,東名高速道路三ヶ日JCTからの距離らしい.(2016年5月21日記述)

静岡県池島〜ヒョー越間(草木トンネル西側) 2016年1月4日 Nikon Coolpix P7800

 国道上より北を見て撮影.右が草木トンネルの東側坑口,左の「行き止まり」状態の橋りょうが池島トンネルへの取り付け道路で,池島トンネルは奥の山腹へのトンネルになる.下の重機が写っている箇所は池島トンネル調査坑の入口で,後掲写真を参照.(2016年5月21日記述)

静岡県池島〜ヒョー越間(草木トンネル西側) 2016年1月4日 Nikon Coolpix P7800

 池島トンネルの本坑に先立って池島トンネル調査坑が掘られている.入口は東側を向いており,恐らくすぐに北向きに曲げて掘られているものと思われる.訪問日は年末年始の長期休業中で,調査坑入口は厳重に締め切られ,直前を塞ぐように重機が置かれていた.(2016年5月21日記述)

静岡県池島〜ヒョー越間(草木トンネル西側) 2016年1月4日 Nikon Coolpix P7800

 年末年始休業直前に調査坑入口に正月飾りを取り付けたものと思われる.(2016年5月21日記述)

静岡県池島〜ヒョー越間(草木トンネル内) 2016年1月4日 Nikon Coolpix P7800

 草木トンネルで写真奥が浜松市街方になる.2015年10月28日の当制作雑記でも触れたが,1号非常電話機は相変わらず故障中で使用不可になっていた.(2016年5月21日記述)

静岡県池島〜ヒョー越間(草木トンネル東側) 2016年1月4日 Nikon Coolpix P7800

 草木トンネルの東側坑口.北側斜面には墓地などが見える.(2016年5月21日記述)

静岡県池島〜ヒョー越間(草木トンネル東側) 2016年1月4日 Nikon Coolpix P7800

 東側坑口の南にはもともと草木分校という小学校があったらしく,その記念碑が立っている.(2016年5月21日記述)

静岡県池島〜ヒョー越間(草木トンネル東側) 2016年1月4日 Nikon Coolpix P7800

 トンネル坑口のさらに南側には調査先行坑と思われる開口部がある.施錠してあり進入は不可.(2016年5月21日記述)

静岡県池島〜ヒョー越間(草木トンネル東側) 2016年1月4日 Nikon Coolpix P7800

 当ページ冒頭地図のB地点付近になる.坑口付近の北島(きった)集落より撮影した旧三遠南信道だが,静寂な山間に高規格道な道路が支配してしまったような光景である.但し,当初予定と異なり,この道路は三遠南信道の本線から外れたため,将来的に交通量が格段に増えることはないであろう.(2016年5月21日記述)



 ページの先頭へ戻る
(c)Copyright Abies Research. 2016. All rights reserved.

アビエスリサーチ トップへ戻る

inserted by FC2 system