TOP更新情報カテゴリ路線別列車別鉄道サウンド切符リンク集岩手県の魅力当サイトについて撮影機材

盛岡バスセンター

(2008年6月29日作成,2009年9月11日最終更新)

「岩手県の魅力」へ戻る


盛岡バスセンター 2001年5月5日 OlympusCAMEDIA D-860L

 盛岡バスセンターはレンガ造りの「岩手銀行」や百貨店の「中三」,肴町商店街に至近の盛岡市中ノ橋通に建つ2階建てのバスターミナルである.1960年(昭和35年)に開設された(自動車ターミナル法適用の)日本最初の「バスセンター」だが,手狭であるばかりでなく,営業所が併設されていないため,運用の制約もあって決して便利な施設とは言えない.
 以上のことはバスを利用する立場からの側面だが,昭和35年そのままに時間が止まっているような内外装は趣味的に非常にエキサイティングな場所となっており,趣味的には申し分ない空間が演出されている.作者も盛岡で数時間の空き時間が出来たときには用もないのにふらっと立ち寄ってしまう場所になっている.建て替えが検討されているとのことで,より使い勝手の良いバスセンターになって欲しいが,以下にご紹介する「空間」が失われるのは非常に残念である.



盛岡バスセンター 2001年5月5日 OlympusCAMEDIA D-860L

 非常に狭い入口.書体も地方私鉄を髣髴とさせるような,明らかに「国鉄書体」とは異なるレタリングとなっている.



盛岡バスセンター 2001年5月5日 OlympusCAMEDIA D-860L

 バス乗場.敷地が狭いため,乗場部分へバスは頭側から入って,発車時にバックで向きを換えねばならない.



盛岡バスセンター 2001年5月5日 OlympusCAMEDIA D-860L

 待合室に連なる売店.頭上の看板類は昭和40年前後に設置したものと思われる.



盛岡バスセンター 2001年5月5日 OlympusCAMEDIA D-860L

 駄菓子屋でもない,キオスクでもない,独特のムードが漂う売店・「フジワラショップ」.



盛岡バスセンター 2001年5月5日 OlympusCAMEDIA D-860L

 明治ゴールド牛乳.水面に雫を落としたときのクラウン型をシンボルとした牛乳である.右のカウンターはコーヒーショップになっており,ここも「フジワラショップ」の一角である.



盛岡バスセンター 2001年5月5日 OlympusCAMEDIA D-860L

 字が細かすぎる発車時刻表.しかし,「バスターミナル」というだけあって,「のりば」「急行」といった用語は鉄道駅を髣髴とさせる.



盛岡バスセンター 2001年5月5日 OlympusCAMEDIA D-860L

 見てると首が痛くなってくる路線図.



盛岡バスセンター営業所発行 2003年10月16日

 盛岡バスセンター発行の3ヶ月通勤定期.ツッコミどころ満載の定期券である.定期券の場合,乗務員が券面を確認するのにはっきりと,簡潔に分かるようにするためか,バス停名などが簡略されて書かれることが多い.それにしても簡略の嵐である.
 まず,「桜台1」は「桜台1丁目」バス停,「センター」は言うまでもなく「盛岡バスセンター」,経由の「県野球場」は「県営野球場前」バス停のこと.
 右下の「発行」欄には「バスセンター営業所」とあるが,「盛岡バスセンター」は「バスターミナル」であって,「営業所」ではないので,厳密にはエラーと言えるだろう.
 なお,画像のとおり3ヶ月通勤定期で53,350円している.桜台1丁目から盛岡バスセンターまでは直線距離で7km程度しかないが,JR東日本幹線の通勤3ヶ月定期でほぼ同額の距離は36km(52,580円)であり,これは盛岡〜花巻(35.3km)が購入可能な額である.



盛岡バスセンター 2009年8月2日 NikonCoolpixS600

 バスセンター前交差点から見たバスセンターの全景.3階建てで2,3階の一部はテナントとして利用されている.バスの発着線はこの建物のちょうど裏側にある.(2009年9月11日記述)



盛岡バスセンター 2009年8月2日 NikonCoolpixS600

 バスの発着線.バスは前向きに駐車するため,排気ガスを直接かぶらずに済む.(2009年9月11日記述)



盛岡バスセンター 2009年8月2日 NikonCoolpixS600

 発着線の番線案内のポールだが,発車が迫ると放送が入り,行灯状に点灯する.なかなか味わい深い.(2009年9月11日記述)



盛岡バスセンター 2009年8月2日 NikonCoolpixS600

 発着線の片隅にある乗務員の休憩スペース.座席はバス座席の流用品,頭上に扇風機が回り,うちわも見えている.(2009年9月11日記述)



ページの先頭へ戻る


アビエスリサーチ トップへ戻る

inserted by FC2 system