ホームより見た駅舎.本線と駅舎までの間にもかつては多くの側線が敷設されていたらしい.宮脇俊三・原田勝正編著「国鉄全線各駅停車(5)東海道360駅」,小学館(1983年発行)の山北駅の項を見ると,「かつて東海道本線の要衝駅で(中略)鉄道関係の職員も当時は何百人もいた」とある.かつては「山北機関区」が併設され,勾配対策の補機連結や給水等も行われていた.本著をさらに読み進めると,「昭和57年現在は駅員がわずか17人と寂れてしまい」とある.2013年現在,駅員はゼロである.鉄道システムのあまりにも極端な変化を感じずには居られない.(2013年4月30日記述)
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