右が飯田線の「新十方峡隧道」の平岡側入口.左の「十方峡トンネル」だが,飯田線(鉄道路線)から国道481号(道路)に移管された経緯には,天竜川に建設した平岡ダムの水面標高の問題があったらしい(詳細不明).トンネルの為栗駅側入口からダム湖の水位上昇で水が侵入するため,鉄道用として使い続けることができなくなったことから,国鉄飯田線は新たに為栗駅側坑道標高を上げた新十方峡隧道を建設した(開通年は不明).それまで飯田線が使用していた旧十方峡隧道は国道となったが,トンネル内幅員が狭く,両入口に信号機を設置してトンネル内交互通行としていた.国道の新十方峡トンネルが開通するまで,飯田線の車内からも交互通行用信号機などが見えた.(2010年11月21日記述)
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