「S字橋」「渡らずの橋りょう」として有名な水窪川第6橋りょう.写真手前の城西駅側(左岸・東側)からの線路は水窪川を渡らず,河川敷の中途から再び左岸に戻っていく線形を取る極めて珍しい橋りょうで,「飯田線ワールド」を語る上で欠かせない橋りょうとなっている.
もともとは水窪川左岸(東側)に沿ってトンネルを掘削していたが,土質が極めてもろい中央構造線断層内にぶち当たり,供用が困難であったため,止むなく山を「迂回」し,水窪川側に橋りょうを
“(” 字形にせり出す線形で建設が進められた.「C字橋」という名称でもいい気がするが,橋りょうのさらに南側(後掲)から見ると,確かにこの部分の線形は「S字」に見える.(2010年11月21日記述,2011年5月17日加筆修正)
|