田本 飯田線

　断崖下にホームがある駅としてあまりにも有名な田本駅．ホーム頭上にせり出した岩頭の存在感は見るものを圧倒する．撮影当時，ホームは砂利敷きだったが，JR東海が「全駅に視覚障害者誘導ブロックを設置」する工事を行い，田本のホームも舗装されて視覚障害者誘導用ブロックが敷設された．
　いわゆる「駅前」といえるスペースは皆無で，それどころか駅にアプローチする道路がなく，相当に険しい山道を15〜20分程度歩かないと道路に到達できない．かつては写真の左手側に集落や道路があったが，ダム建設により沈んだためにこのような孤立駅になってしまった．（2008年2月25日記述）

　断崖上の森林内から見た田本駅のホーム．とは言ってもホームは木に隠れて見えておらず，白い屋根の待合室が見えている．実は田本駅から上部を探索して駅に戻る際，道を見失って薮に迷い込んで撮ったのがこの写真である．駅のすぐ下にダム湖が広がる．（2008年2月25日記述）

　視覚障害者誘導用ブロックが設置され，コンクリート化されたプラットホーム．2000年の写真と比較すると保線用通路が新たに設置されたりとマイナーチェンジしたことが分かる．ちょうど特急ワイドビュー伊那路2号」が通過するところである．（2009年12月25日記述）

　田本駅待合室に緊急時避難指定場所の表示が貼ってあり，指定場所に泰阜中学校グランドが指示されているのだが，駅からの距離は2km，徒歩約30分もかかる場所にあり，そもそも中学校まで，山道を安全に避難できるのか疑問である．（2009年12月25日記述）

　313系の新車が田本駅に到着する．（2009年12月25日記述）