鶯巣駅〜平岡駅間の現在線の大部分は1982年に供用開始した藤沢隧道(トンネル長不明,約1300m)でほぼ一気に貫いてしまうが,それまでの旧線はいくつもの橋りょうや隧道で険しい谷間の地形に線路が敷設されていた.現地踏査とwebの情報を渉猟して調査した旧線区間の橋りょう名とトンネル名を鶯巣駅側から列記すると,北沢橋りょう(第一と第二があるらしい)-桃難沢橋りょう-焼山隧道-音無沢橋りょう-第一藤沢隧道(119m)-藤沢橋りょう-第二藤沢隧道-不動隧道-精心沢橋りょう-精心隧道-戸面沢橋りょう-大崩隧道-金毘羅隧道があった.
写真は新旧の北沢(第一)橋りょうで,手前側が旧線,奥が新線のもの.写真右手が鶯巣方になるが,新線はこの橋を左側に渡るとすぐに藤沢隧道に入り,かつての天竜川沿いの険しい地形に触れずに平岡駅付近に達することができる.(2010年11月21日記述,2011年4月13日加筆修正)
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