JR自動券売機頭上に掲げられている「近距離きっぷ運賃表」の一部.東海道本線を西進した100kmまでの「木曽川 1660(円)」を境に,前述の西岐阜,穂積は飛ばされ100km超えの「岐阜 1940(円)」「大垣 1940(円)」は表示されている.自動券売機では比較的発売実績のある岐阜までと大垣までは,100km超えでありながら購入可能で,両駅のタッチパネルもある.ということは,西岐阜や穂積までの乗車券を買い求める場合,自動券売機で岐阜までの乗車券を購入して利用すれば特に問題はないはずだが,ルール上は「目的地までのきっぷを事前に購入」であり,券売機パネル上の窓口へ案内する貼り紙は不適切とは決して言えない.しかし,豊橋駅の有人窓口数は絶対数が明らかに不足しており,慢性的に行列が発生している.券売機で岐阜までの乗車券を買う旨案内してもいいと思うのだが,そのようにはしていない.
ところが,JR東日本の青森駅では同様のケース,つまり「100km超えで自動券売機非対応駅までの乗車券を,同額運賃帯の先の駅までの乗車券」で対応して良い案内を見ている.実例は青森から下北までの乗車券は,自動券売機対応の大湊までの乗車券を買う旨案内したもの.西岐阜,穂積は自動改札機が,下北は有人改札のみ,ということで,目的地の改札方式が異なるなど,条件の違いはあるだろうが,旅客へのサービスという点で豊橋駅の対応が良いのか判断が難しい.(2016年6月12日記述)
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