中央本線の岡谷〜辰野〜塩尻間は,1983年にみどり湖経由の短絡線が完成したため,優等列車のほとんどがみどり湖経由となった.その後,普通列車もほとんどがみどり湖経由となったものの,岡谷〜辰野間は飯田線からの乗り入れ列車がかなり運転されており,辰野〜塩尻間と比較すると列車本数は大幅に多い.
前述のように,飯田線からの乗り入れが多いため,下り列車を見ると,本来の中央本線辰野以遠へ行く列車は1日に1本(8:14発松本行き)しかない有様で,ほとんどが飯田線内に入っていく列車である.逆に,上り列車で「長野行き・快速みすず」(8:59発)という列車があり(実質は「下り」列車と言える),辰野〜塩尻間は快速列車にすら見放されてしまった「悲劇の区間」と言えるかもしれない.
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