みどり湖駅は相対式ホームとなっている.写真は下りホームから見た上り普通列車.上下ホーム間は線路上の一般道を通っていくことになる.
当初,塩嶺トンネルを通る新線(短絡線)は特急「あずさ」の速達用とされ,普通列車についてはそのほとんどを辰野経由のままとする措置が取られた.しかし,辰野経由(辰野線)の東塩尻駅が廃止されたことから,周辺住民の足を確保する意味からも新線を経由し,みどり湖にも停車する普通列車が数本設定された.その後,普通列車は原則辰野線を経由する,という前提はことごとく崩れていき,新線経由の普通列車が増加していった.これには岡谷以遠から松本方面へ向かう旅客の利便性(速達性)を向上する意味があった.
さらにみどり湖を通過していた普通列車も現在では全普通列車が停車するダイヤになった.このようなことから,みどり湖駅周辺住民にとっては利便性が格段に向上した.この割を食ったのは,小野〜辰野間の周辺の住民だろう.考えてみれば岡谷以遠から松本方面へ向かう人は,塩嶺トンネルのおかげでキロ数が減って運賃は下がり,列車は格段に速くなりといいことづくめである.(2010年3月16日記述)
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