関屋駅は島式ホームでかなりカーブしていたため,安全確認用のリモート画像を確認する設備がある.右の1523Mは休日運休の列車で,一日唯一の関屋折返し列車(村上始発1926M関屋行き,折り返し1523M新津行き・当時)であるが,これは右側の1番線に入り,その脇を吉田始発新潟行き129Mが後から到着して先に発車して行った.
この「朝の関屋行き」列車は非常に長い伝統を持っており,すでにヨン・ニー・トオダイヤ改正(1967年10月)号で見つけることができる.当時は村上始発関屋行きの922レ(客車列車)で関屋到着が8:27.2000年12月当時が関屋到着8:28であるから,到着時刻は1分しか違わない.1967年当時は折返し列車の設定はないが,恐らく駅舎側にもう1本ある機回し線で釜回しをした上,新潟運転所(新ニイ)に回送として引き上げていたものと思われる.
この後,始発駅が馬下に変わったりしたが,ずっと客車列車で残り続け,1985年3月改正?でディーゼル化された.このディーゼルも実にマニアックな運用で,新津から羽越線経由で新発田まで行き,進行方向を変えて白新・越後線に乗り入れる運用が組まれていた時期もあり,5両編成の長大編成で活躍していたようである.その後に電車化され,新潟〜関屋間が休日運休にはなっているものの,「伝統の関屋行き」は残り続けている.
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