ホームの大館方から見た駅舎.花輪線をはじめとして雪の多い地方にはよくあるタイプだが,待合室や事務室からホームに出る際,一旦風除け部屋のような区間を通ってホームに出る,つまり2重扉(2重部屋)のような構造になっていた(雪国のコンビニエンスストア客用扉にも同様の構造がある).駅舎手前の小さな小屋はここに信号機を扱うテコがあった小屋.田山は相対式ホームの交換可能駅だったが,1986年11月のいわゆる「国鉄最後のダイヤ改正」時に棒線駅化してしまった.なお,宮脇俊三・原田正勝編「国鉄全線各駅停車(3)奥羽・羽越400駅」小学館,1984.ではカラー口絵8-9ページをフルに使って田山駅の列車交換可能だった時代のすばらしい写真が載っている.
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