秋田9:37発新庄行き快速「こまくさ2号」の701系車内から見た583系のグリーン車,サロ581.ヘッドレストカバーもかかって,一部座席はリクライニングされているが,一方の701系は背もたれも小さなロングシートに,間隔の狭い吊革が並び,「客は詰め込めばいいんです」と言わんばかりの車内アコモデーションとのギャップが激しい.
奥羽本線の701系は1993年に登場,それまで50系や12系2000番台等で運転されていた客車列車や気動車を追いやり,着席定員を大幅に減らし,立ち客分を増加させて短編成化した革命車両だが,実はこの快速「こまくさ」のスジはそれまで特急「つばさ」(山形新幹線開業後は特急「こまくさ」)で運転されていたスジをおおよそ引き継いでおり,特急券は不要となり,また青春18きっぷ等では乗れなかった特急列車を「快速化」したということを考えると,すべての面でサービスダウンしたとは言い切れない.(2008年11月26日記述,2009年8月26日一部加筆修正)
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