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羽後境駅 奥羽本線

(2012年3月24日作成,2012年3月24日最終更新)

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奥羽本線 羽後境駅 3427M(左)・2622M(右) 1995年8月21日 Nikon F3 Ai Nikkor 50mm F1.4S EPR・エクタクローム64

 写真奥が秋田方になる.写真は島式ホームに停車中の快速「かまくら1号」(左)と横手ゆき普通列車.快速「かまくら」は本来,羽後境は通過だが,前夜の大雨により,この先の河川が運行規制水位を超えたため,羽後境駅で一時運転を見合わせていた.ホームの旅客は長時間停車で手持ち無沙汰になり,車外へ出て気分転換しているところである.

 なお,撮影当時の羽後境駅構内配線だが,当駅は複線区間に挟まれており,2番線が上下両列車の待避等に使われる,いわゆる「中線」,1番線が下り本線,3番線(写真右端の線路)が上り本線という構造になっていた.国鉄時代には3番線のさらに北東側(この写真の右端ホームのさらに右側)にも線路が敷かれいたようで,「島式ホーム2面4線」分の幅を有していた.これが後の「標準軌化」で威力を発揮する.(2012年3月24日記述)



奥羽本線 羽後境駅 2012年2月25日 Nikon D200Ai Nikkor 24mm F2S

 前掲写真と撮影立ち位置は異なるが,1-2番ホーム上から秋田方を見た写真.標準軌化された後,構内北側にあった「3番ホーム」は土台から撤去され,標準軌の「秋田新幹線」を複線で敷設し,秋田新幹線の「信号場」のような配線とした.一方,従来からの1-2番線ホームは狭軌のままとされ,奥羽本線普通列車等が使用している.かつて当駅は複線区間に挟まれていたが,複線の1線を標準軌化したため,狭軌も標準軌も当駅は「単線」に挟まれた「狭軌列車交換駅及び標準軌信号場」に変化した.(2012年3月24日記述)



奥羽本線 羽後境駅 2012年2月25日 Nikon D200Ai Nikkor 24mm F2S

 1-2番ホーム上から福島方を見た写真.注目は跨線橋の壁面で,かつて3番ホームへ降りる階段が設置されていた部分には窓がなく,外壁が少し白っぽい.また,かつて「3番線」及びホーム北東側にあった側線(と思われる)の狭軌線路敷部分をそのまま標準軌にしたこともあり,標準軌の線路同士がかなり離れている(跨線橋の支柱を設置しなければならない事情もあったものと思われるが).

 いわゆる「ミニ新幹線」区間は標準軌化に際して既存施設を改造する「創意工夫」が見られ,施設面で興味深い構造が多数存在する.(2012年3月24日記述)



奥羽本線 羽後境駅 2012年2月25日 Nikon D200Ai Nikkor 24mm F2S

 駅舎は構内南西側に建つ.写真左が秋田方.(2012年3月24日記述)



奥羽本線 羽後境駅 2012年2月25日 Nikon D200Ai Nikkor 24mm F2S

 簡易委託駅となっており,窓口営業時間に乗車券類が購入できる.改札は行わず,構内跨線橋は駅の北東側と南西側を結ぶ自由通路としても使われている.(2012年3月24日記述)



奥羽本線 羽後境駅 2012年2月25日 Nikon D200Ai Nikkor 24mm F2S

 出札頭上の運賃表.2012年2月現在,料補の設備があり,指定席特急券類も(時間が許せば)購入可能となっていた.(2012年3月24日記述)



奥羽本線 羽後境駅 2012年2月25日 Nikon D200Ai Nikkor 24mm F2S (トリミング・画像コントラスト処理)

 前掲運賃表の「奥羽線下り」欄の下部は4つ分の行き先と運賃が上貼りされていた.画像をレタッチソフトでコントラスト等を変えたところ,上貼りの下にあった文字が浮き出してきた.上貼りされた部分の「もともとの表示」だが,隣の峰吉川駅運賃表と同様,「新潟」「金沢」「京都市内」「大阪市内」の羽越(・北陸)線経由のものが表示されていたらしい.京都,大阪へは左側の「奥羽線上り」経由である山形新幹線・東海道新幹線経由で行く旅客が多いとは思うが,奥羽線下り(秋田回り)の「新潟」「金沢」をも潰してしまう意図はいまいち不明.(2012年3月24日記述)



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