新潟 2002年 信越本線・白新線・越後線

　越後線・越後赤塚行きも，信越本線・羽生田行きも1日1本しかない行先の列車．新潟に限らず，意外と全国には早朝や深夜にこういった風変わりな行先の列車が走る．

　7:03，快速「ムーンライトえちご」の村上〜新潟折返し運用の快速（村上6:10発）が6番線に到着．快速「ムーンライトえちご」は日によって3，6，9両と編成両数を変えて運用されていたが，この日は6両だった．主に勤め人と思われる人の下車が多かったが，高校生の姿も見える．

　7:38，1番線に馬下始発の快速，2225Dが到着．ディーゼルカーの6両編成で，車内は満員だった．当日の編成は先頭から，キハ47-513〜47-515〜47-1519〜47-513〜52-121〜47-512．写真はキハ52-121よりも前側を写したものだが，キハ52-121の奥にヘルメットを被った作業員2人が写っている．これはこの位置で切り離しを行うためである．

　前述の切り離しが済んだ2225D．上は7:59発新津行きとなる2522D，下はこの後，2番線に転線して米沢行き快速「べにばな2号」3822Dとなる編成である．キハ52に，キハ47の前照灯の光が反射している．
　このように，当時は馬下方に「べにばな」用編成が連結されていたが，この後のダイヤ改正（恐らく2002年3月の改正と思われる）からは「べにばな用編成」が前寄り（新潟寄り）に連結されるようになる．

　新潟駅万代口改札付近から見た1番線の様子．頭上の電光掲示板にご注目いただきたい．7:59発新津行き（2522D）は前述の馬下始発新潟行き快速（2225D）だった6両のディーゼルを切り離したうちの4両で，写真に写っている1番線からの発車，残りの2両は快速「べにばな」米沢行き（3822D）となるが，転線して2番線からの発車になっている．

　8:30，大阪からの急行「きたぐに」が4番線に到着．「きたぐに」は新津から快速となるため，新津〜新潟を定期券等で乗車する客もかなりいる．隣の5番線には巻始発（巻〜新潟は休日運休）の長岡行きが停車中．
　2008年3月現在，「きたぐに」の新潟到着時刻は変わらないが，接続を受ける特急「いなほ」秋田行きは3分接続の8:33に発車する．このため，「きたぐに」の到着番線は7番線となり，隣の6番線から特急「いなほ」が発車するようになったが，2001年当時は秋田行き「いなほ」が9:05の発車で，「きたぐに」との接続時間は33分も取ってあった．

　2番線に米沢行き快速「べにばな」が停まっている．発車は8:38．前述のように，馬下始発の快速が1番線に到着し，解結して後ろ2両が2番線に転線したものである．4番線に停まっているのは8:30に到着した急行「きたぐに」号の583系．

　近隣の新津車両製作所で製造された山手線用E231系が試運転で新潟駅7番線に顔を出した．堂々の11両編成である．

　暗くて見ずらいが，写真右下に所属標記の「東ヤテ」がすでに印字されている．新潟駅ホームの高さでも，E231系の客用ドアはそれほど高くない．

　各種性能試験のためか，客室内にはさまざまなコードが引き回されていた．

　6扉車のサハE230-500車内では，椅子の収納により床スペースが広く取れるためか，各種機器を設置しての試験が行われていた．