篠ノ井線明科〜西条間の旧線にはかつて潮沢(うしおざわ)信号場というスイッチバック式の信号場があった.
しかし,JR化後の1988年9月,明科〜西条間には(新)白坂トンネルが開通したため旧線の大部分と旧線上にあったこの潮沢信号場は廃止された.
写真は廃止から19年後の2007月に撮影したもの.かつて線路は写真中央のトンネル(第3白坂トンネル)に向かって敷設されていた.写真手前が明科,奥が西条方面になる.
その第3白坂トンネル跡はきのこ(恐らくエノキタケと思われる)の栽培施設として転用されており,トンネル出口周辺には菌糸ビン等がうずたかく積まれていた.なお,写真からも分かるように架線柱はところどころだがビームを含めてほぼ原型で残っていた.(2009年5月6日記述)
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