相当に古く,書体も国鉄書体に近いものなので,国鉄時代から掲示され続けているものと思われるが,グリーン車の「中間デッキ」という表記は興味深い.国鉄時代の111系列のグリーン車は,デッキ(乗降扉)はすべて車端部に寄った車両構造をしていた.211系でもオリジナルの単層階(平屋)グリーン車はやはりデッキは車端に寄っていたが,2階建て構造となったサロ213・212形からデッキが車端から中央に寄り,「中間デッキ」となったのだ.それでも当初は平屋構造と2階建て構造の混成で組成されており,すべて2階建てになったのはここ10年以内の話であり,案内板の古さと整合性が取れない.(2016年7月16日記述) |