(2008年9月12日作成,2008年9月20日最終更新)
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三厩駅の「厩」の字は,雁垂れの中の通常は「日」と書く部分が「白」になったかなり特殊な漢字を使う.駅名標にはそれが正しく標記されていた. 1958年の開業から1991年までは「みうまや」という読みだったが,現地の地名の読み方に合わせて「みんまや」に改称している.
駅名標のローマ字部分の拡大.もともとは「Minmaya」と書いてあったらしいが,ヘボン式の「mm」標記に修正したらしい.
津軽線の末端側からホームを見たところ.駅舎は写真左側に建っており,改札からホームへは構内踏切を渡って行く.ホームは島式で2線あるが,通常は写真右側の2番線しか使っていない.しかし,出発信号機は両方にあるため,1番線側にも列車の入出場は可能となっている.手前に延びる線路は行き止まり式の留置線で,当日は保線が停まっていた.恐らくこの保線車両は普段使わない1番線側からの入出場になるのだろう.
ホームから津軽線の終端部を見たところ.最奥の終端部には線路を跨いだ車庫が建てられており,夜間の駐泊車両はこの車庫に入って,風雨や冬季は積雪から防護されて夜を過ごしている.右の留置線には前述のようにレール運搬車と思われる保線車両が停まっていたが,この留置線に屋根はない.
早朝の5:33頃,前述の最奥部の車庫からホームへ向かう朝一の上り編成.「車庫」から「ホーム」までの数十メートルの移動で,正確には「回送」だろうが,種別幕は「普通」が表示されている.駅周辺は木々が多い.
駅舎と回送線を挟んだ向かい側に青森運輸区三厩乗務員休養室が建っている.最終下り列車に乗務した運転士と車掌はここで宿泊し,翌朝の朝一上り列車で蟹田に戻る勤務となる.
5:50頃の2番線.写真の奥が蟹田方面になる.発車までまで30分ほどあるのに,すでに出発信号機は青が灯っている.ホームに置いてある停止目標は,前述の車庫からここまで車両を出してくる時にのみ活用されているものと思われる.朝日が車内を照らす.
運転士は車庫から車両をホームまで出した後,一旦前述の三厩乗務員休養室に戻り,宿泊に使った荷物をまとめて車掌とともに朝一の上り列車に乗務する.写真の奥が運転士,手前が車掌で,大きなバッグを携えている.
6:21,定時に朝一の蟹田行きが発車.駅員が手旗を持って,車掌に安全を知らせ,ドアを閉めて発車となる.
駅員の構内監視が続く中,排気ガスを吹き上げて蟹田行き朝一上り列車が発車していく.
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