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村上 2002年 羽越本線

(2008年7月15日作成,2008年7月24日最終更新)

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羽越本線 村上 2002年5月27日 OlympusCAMEDIA C-360L

 朝5:14の村上駅1番線の間島方から見たところ.3番線から特急「日本海3号」青森行きが発車する.2番線の間島方に停まるディーゼルカー3両は6:03発酒田行きの821D,レンズの歪みでアンシャープな写りだが,その後に停まる115系は上り始発電車・新潟行きの920M.3番線外側の側線には夜間駐泊した115系の姿もある.なお,左の空いている1番線には5:58に快速「ムーンライトえちご」が入線する.



羽越本線 村上 2002年5月27日 OlympusCAMEDIA C-360L

 前掲の写真を見ても分かるように,酒田行きの821Dは2番線からはみだして停まっている.821Dは村上発車前にホーム端まで3m程度バックしてからドア扱いしていた.なお,この写真ではみ出した先に見えている停止目標の「834D」は,前夜の酒田始発村上終着の最終上り列車のことで,834D自体は村上到着時に2番線の全ドアがかかる位置に停車するものの,降車が済むと編成を間島方のこの「834D」停止目標まで移動する作業を行っていた.
 なぜ,このようにホームからはみ出して駐泊するのか?だが,鼠ヶ関駅の項でも述べたように,駐泊の際には翌朝の進行方向運転席下側の車輪に対して「手歯止め」を設置しなければならないから,のようである.なお,この写真ではすでに手歯止めを外してある.



羽越本線 村上 2002年8月14日 OlympusCAMEDIA C-360L

 かなりの雨が降っており,水滴が写りこんでいるが,翌朝に821Dとなる駐泊中車両.手前に2番線ホーム秋田方のスロープが写っており,車輪に手歯止めが噛ませてあるのが写っている.この「手歯止め」を設置するために,車両を若干ホームからはみ出させて駐泊しているらしい.
 このように,ホームから車輪をはみ出させて手歯止めを設置する例として,同じ羽越本線の鼠ヶ関駅での駐泊車両でも確認している.



羽越本線 村上 2002年8月14日 OlympusCAMEDIA C-360L

 夜間,駐泊車両の停まる村上駅2番線ホームの様子.手前の柱にある「府屋・鶴岡・酒田方面へご利用のお客さまは後寄りの列車にご乗車下さい」は,朝一始発の場合,酒田方面であれば写真手前側に写っているディーゼルカー(キハ40系)の821Dに乗車し,その後の柱にある「新発田・新津方面へご利用のお客さまは前寄りの列車にご乗車下さい」とあるのは,朝一始発であれば奥に写っている新潟行き920Mの115系に乗ってください,ということを意味しているが,昼間にも2番線に双方向の列車を入線させる運用が存在する.



羽越本線 村上 2002年8月19日 OlympusCAMEDIA C-360L

 2番線に到着した最終下り普通列車の951M.村上到着は日を跨いで0:04である.到着すると運転士が編成の新津方運転席下側の車輪に手歯止めを嵌める.写真は暗くて手歯止めが写っていないが,運転士がしゃがみ込んで手歯止めを噛ませているところである.
 この編成(115系4連)は翌朝,5:25発の朝一普通上り列車,920Mになるが,手歯止めは前述のように,その編成が次に向かう進行方向の運転席下の車輪に対して設置するものらしい.そのため,同じ2番線でホームからはみ出して駐泊する834D〜821Dと異なり,920Mについてはホームからはみ出すことなく駐泊するらしい.



羽越本線 村上 2002年5月27日 OlympusCAMEDIA C-360L

 2番線には前述の朝一酒田行き821Dの他に,岩船町方に115系4両編成が停まっている.これは5:25発新潟行き920Mで,4両編成がホームからはみ出さずに停車しており,ドア扱いは全ドアである.



羽越本線 村上 3921M(左)・1924M(中)・821D(右) 2002年6月27日 OlympusCAMEDIA C-360L

 5:58,新宿始発の快速「ムーンライトえちご」165系が1番線に入線.2番線には6:19発吉田行き1924M(115系5両編成)と,6:03発酒田行きのディーゼル・821Dが見えている.1924Mだが,この位置には前述のように村上朝一の上り普通列車,920Mの115系4両編成が前夜から停泊していたが,その920Mはすでに5:25に発車したため,今度は3番線外側の側線から岩船町方のポイントを辿っての入換作業によって115系5連の1924Mが2番線に入線している.



羽越本線 村上 3922M(左)・821D(中) 2002年6月27日 OlympusCAMEDIA C-360L

 1番線に到着した快速「ムーンライトえちご」は,村上から折返し3922M・快速新潟行きとなる.3922Mは村上6:10発,新潟7:03着で,通勤・通学の貴重な足となる.このように,快速「ムーンライトえちご」は新宿から新潟方面への旅行客らを乗せて村上に到着すると,今度は客層を大幅に変えて,新潟駅から新幹線に乗継ぐビジネス客や,地元高校生らを運ぶ活躍をする.
 写真中央のディーゼルは,酒田行きの821Dで,快速「ムーンライトえちご」到着の5分後に発車となる.前掲の5月27日の写真はホームからはみ出した停泊位置のものだが,この写真はホーム端まで下がってドア扱いを行った後の写真.なお,前述の「834D」と書いた停止位置目標はこの写真にギリギリ収まらない位置に立っている.



羽越本線 村上 3922M 2002年6月27日 OlympusCAMEDIA C-360L

 1番線で発車を待つ新潟行きの3922M.折返し運用のため,車掌が編成の反対側(間島方)に移動しているところ.
 村上駅1番線ホームには鮭のモニュメントが刻まれているが,村上市を流れる三面川(みおもてがわ)は鮭が遡上する河川として有名で,地元では鮭を「ボヤ」「イヨボヤ」(魚の中の魚,といったような意味)と言って大切にしている.



羽越本線 村上 2002年8月14日 OlympusCAMEDIA C-360L

 夜3時過ぎの村上駅改札口.こんな時間帯でも3:21に下り寝台特急「あけぼの」の発車がある.「あけぼの」は福島〜山形間の標準軌化(山形新幹線開業)まで原則奥羽本線経由で運転されていたが,開業以降は上越・羽越線を経由することとなり,それまでこの経由で走っていた寝台特急「鳥海」を吸収する形で消滅させた.その寝台特急「鳥海」時代の下り村上発車は2:50(1995年12月時点)と,さらに真夜中だった.それ以前にほぼこのルートで走っていた下り寝台特急「出羽」時代の村上発車は4:33(1988年11月時点)と,明け方でそれほど不便な時刻でもなかった.



羽越本線 村上 2002年8月14日 OlympusCAMEDIA C-360L

 3:42頃の村上駅改札.下り寝台特急「あけぼの」も発車して電光掲示板は無表示となった.右奥に見えるキハ40系は2番線で駐泊する下り朝一の821D,左奥の115系は側線に停まる翌朝の新潟方面行き電車で,7:24発内野行きの1928Mとなる115系.



羽越本線 村上 2002年8月14日 OlympusCAMEDIA C-360L

 村上で駐泊する115系電車群.写真は2-3番線ホームの新津方から秋田方面(北側)を見たところである.左のクモハ115が写っているのは1924M・6:19発吉田行きとなる115系5連,その右の,西側(海側)の側線に停まっているのは1926M・7:04発関屋行き(休日は新潟止まり)115系3両+4両の7連.その右の側面に光が白く反射しているのは1928M・7:24発内野行き115系3両+3両の6連.一番右に写っている2番線駐泊の車両は朝一上り始発列車920M・5:25発新潟行き115系4連.
 以上のように,村上から新潟方面へ向かう朝の115系普通列車は,すべて両数が異なる.もう一度整理すると,
○朝一の5:25発920Mは4両.
○2発目の6:10発・快速新潟行きは村上に駐泊しない運用となっており,車両は夜行快速「ムーンライトえちご」165系の折返し運用で3または6または9両.
○3発目の6:19発1924Mは5両.
○その後,上り特急「いなほ2号」の485系6両を挟んで,
○普通列車の4発目・7:04発の1926Mが7両.
○5発目・7:24発1928Mが6両.
○さらにその次の普通列車は鼠ヶ関始発の気動車でキハ40系の3両.
と,非常にバラエティに富んだ編成両数の列車が発車していく.



羽越本線 村上 2002年8月14日 OlympusCAMEDIA C-360L

 お盆期間を中心として,通常6両または4両で運転されている特急「いなほ」の一部を10両編成とする案内のポスター.当時,「いなほ」に運用されていた上沼垂所の485系にはモノクラスの4連があり,このような非貫通の10連を組成していたが,確かこの年の12月に4連のユニットは消滅してこのような編成を組むことはなくなったものと思う.



羽越本線 間島〜村上 2012M 2002年8月17日 OlympusCAMEDIA C-360L

 村上駅に入線する特急「いなほ12号」.前述のように,お盆期間の多客期のため,4+6両の10両編成で運転された.



羽越本線 村上 2004M 2002年8月18日 OlympusCAMEDIA C-360L

 10両編成に増強された特急「いなほ4号」の乗車風景.前寄りに連結された増結の4両ユニットのうち,前側3両が自由席となっており,その自由席に乗る客を案内する駅員が臨時的にホームに出ていた.村上駅の新津方は屋根のないホームとなっており,夏の日差しが照りつけていた.



羽越本線 村上 2002年8月18日 OlympusCAMEDIA C-360L

 1番線ホーム新津方から見た村上駅.さきほどの10両編成の「いなほ」の10号車乗車位置案内札が臨時的に下がっている.2番線ホームに停まるE127系は8:43発新潟行きの930M.



羽越本線 村上 3950M 2002年8月18日 OlympusCAMEDIA C-360L

 夜,22:30頃の1番線.夏休みは青春18きっぷを利用する客が多く,快速「ムーンライトえちご」は510円の指定券を追加すれば青春18きっぷで長距離移動ができるため,北海道,東北地方への旅行に快速「ムーンライトえちご」が良く使われている.
 写真は2番線に酒田始発の834D(22:28村上終着)が到着し,地下道を通って1番線に停まる新宿行きの「ムーンライトえちご」に乗り換える乗客ら.大きな荷物や自転車をかかえた長距離旅行客が165系に乗り換える.快速「ムーンライトえちご」は村上〜新潟間は全席自由だが,新潟から新宿は全席指定となる.



羽越本線 村上 3950M 2002年8月18日 OlympusCAMEDIA C-360L

 快速「ムーンライトえちご」は165系で運転されていたが,運用されていた上沼垂所の165系は3両単位で編成されており,「ムーンライトえちご」は利用者の予測に応じて3両,6両,9両のいずれかの編成で運転されていた.
 撮影当日は夏休みで,多くの客が利用することから最長の9両編成となっており,村上駅1番線の屋根のない部分も広く使って停車していた.



羽越本線 村上 2002年8月19日 OlympusCAMEDIA C-360L

 日付が変わって0:19に上り寝台特急「あけぼの」上野行きが1番線に到着.出札窓口は23:00ですでに営業終了となっているが,上り「あけぼの」の到着時には駅職員が改札口に出て集札業務を行っていた.写真ではこの「あけぼの」から下車した客が改札に向かっているように見えるが,実は村上終着の最終下り列車・951M(0:04村上着)が10分以上遅れて到着したため,その到着番線である2番線から地下道を通って改札口に向かっている下車客である.
 なお,この後の列車である3:21発下り特急「あけぼの」と5:14発の下り特急「日本海3号」については集札業務は行わず,翌朝5時半から改札業務を行っていた.



羽越本線 村上 3950M 2002年11月30日 OlympusCAMEDIA C-360L

 村上駅改札口から1番線に停まる新宿行き快速「ムーンライトえちご」の165系.写真の左側が新潟駅になるため,椅子は進行方向と逆向きだが,新潟で進行方向が変わるため,これで特に問題はない.
 本来の名称は「ムーンライトえちご」だが,村上駅電光掲示板は,発光文字数の関係か,「ムーンライト越後」と「えちご」が漢字で表記されていた.



羽越本線 村上 3950M 2002年11月30日 OlympusCAMEDIA C-360L

 前掲の写真ではまだ改札のガラス戸が開けられていないが,発車時刻の10分程度前になると,駅待合室等に「ムーンライトえちご号,いなほ15号の改札を行います」という肉声放送が入って改札が始まる.自動改札化されてそのような放送が一切なくなってしまったのは寂しい.
 なお,撮影の翌日の12月1日にダイヤ改正が行われ,快速「ムーンライトえちご」の村上駅発車時刻が22:33から22:26に変更になった.



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