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区界〜松草 山田線

(2007年11月28日作成,2007年11月30日最終更新)

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山田線 区界〜松草 2007年6月24日 NikonD70

写真は昼過ぎの宮古行き快速「リアス」3652D.列車のすぐ背後は区界駅で,黒煙を上げながらの発車だが,このあと宮古まではほとんど下り勾配となる.写真左側はドウイツトウヒ(オウシュウトウヒ)を植栽した鉄道防雪林.山田線や花輪線沿線ではこの樹木がよく植えられているが,名前のとおりヨーロッパ原産の樹種で,いわゆる移入種である.他に岩手県ではカラマツをよく見かけるが,カラマツの北限は蔵王山とされており,北東北のカラマツは天然のものではまったくない.北海道も同じで,かつて寝台車を連結していた普通列車「からまつ」は人が持ち込んだ樹種が列車名となっている.北海道には「ポプラ」という列車もあったが,これも同じことが言える.「ラベンダー」もまた然り.


山田線 区界〜松草 2007年6月24日 NikonD70 AiAFNikkor28mm F2.8S

前述の鉄道防雪林には「日本国有鉄道」の看板がいまだに立ち続けている.ドイツトウヒは成長が早いとは言え,かなりの太さになっており,相当前に植栽されたらしい.ドイツトウヒは雪質の軽いヨーロッパの樹木のためか,冠雪害を受けやすいと言われているが,岩手の雪は軽いためか,それほど被害木はないようで防雪林としては適木と言えそうだ.


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