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大志田〜浅岸 山田線

(2007年11月26日作成,2007年11月30日最終更新)

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山田線 大志田〜浅岸 3640D 1998年9月26日 NikonF3 AiNikkor85mmF2S 1/250s f2 EPR・エクタクローム64

宮古に向かう列車は大志田を過ぎても,相変わらず「米内川を渡り,トンネルをくぐり抜け」と,山岳要素たっぷりに進んでいく.撮影地点はちょうど22kmポストが立つ位置で,隣接する林道は砂利道となり山間部の様相が一層強くなる.写真の快速「リアス」も紫煙を吐きながら登坂しているのが分かる.なお,この撮影地点は翌年にすぐ下を流れる米内川によって林道が一部削り取られ,通行止めとなったものの,しばらくして復旧している.


山田線 大志田〜浅岸 1994年12月19日 CanonFTb FD50mmF1.4 RD・フジクローム100

盛岡を出た山田線は山岸あたりから基本的に「米内川」に沿って走る.米内川は北上川の支流,中津川のさらに支流であり,山岸駅付近で中津川・米内川は合流している.しかし写真のこの場所で米内川流域から別れを告げることになる.奥のトンネルは浅岸第一トンネルで,このトンネルを抜けるとまた中津川流域に戻る形になるが,勾配は確実に稼いでいる.言い換えれば中津川を遡るのに,米内川流域を「迂回」して勾配を稼いでいると言えなくもない.このように,大志田は「米内川流域」,浅岸は「中津川流域」となり,風景はかなり似ているが異なる水系に位置している.


山田線 浅岸〜大志田 3629D 1998年1月25日 NikomatFS AiNikkor50mmF1.4S KL・コダクローム200

写真は盛岡行きで,浅岸から大志田方向へ「標高を下げている」列車である.撮影地点は前述の浅岸第一トンネルの中津川流域側入口のすぐ手前で,写真の列車はすぐにこのトンネルに入って一旦中津川流域から離れることになる.先頭はキハ58 1513で,屋上の冷房装置位置に板状の蓋がしてある「冷房準備工事」車,つまり非冷房.盛岡の58はこの準備工事車がほとんどで,特異な形態を竣工時から保っていた.


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