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石狩当別 札沼線

(2008年3月5日作成,2008年3月5日最終更新)

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札沼線 石狩当別 5425D(左)・553D(右)2008年3月1日 NikonCoolpix2500

 (写真1)便宜上,これを「写真1」とし,以下,写真に通し番号を付して説明書きを入れる.
 札沼線はこの石狩当別を境に列車本数,編成両数などが明瞭に分かれており,札幌方は20分に1本程度の本数が確保された非ワンマンの都市型路線だが,新十津川方面は列車本数が激減し,短編成の運転(一部ワンマン)になる.
 石狩当別は3番線まであり,1番線のみ新十津川方面の出発信号機がないため,1番線から下り列車の「発車」が出来ないものの,2,3番線ホームは方全向からの到着,発車が可能である.写真左は11:15石狩当別始発の新十津川行き5425D.右は札幌から来た石狩当別10:41終着の553D.この553Dだった列車は乗客をすべて下車させた後,ドアを閉じて室内灯も落としてあるが,石狩当別1番線へ11:03に到着する新十津川始発5426Dにこの553D編成(3両)を増結し,列車番号を556Dと変えて札幌まで戻ることになる.以下,その増結作業を順を追って紹介する.


札沼線 石狩当別 5426D 2008年3月1日 NikonCoolpix2500 2枚の写真を縦に連結

 (写真2)新十津川始発の5426Dが11:03に石狩当別1番線に入るシーンである.駅員(乗務員)が立っているのは2,3番ホーム.上の写真右の背が高い信号機が2番線の出発信号,左が3番線の出発信号と思われる.なお,下の写真は駅員らが手旗を持っているのが分かるやすいよう,露出を多く取って撮影したものである.右の駅員の前に電話機があり,この電話機から恐らく駅の運転室に信号機やポイント操作の連絡を出しているものと思われる.
 この写真で5426Dのキハ40のすぐ手前にあるポイントの右手に小さく写っている転轍器標識が「定位」になっており,上り列車である5426Dは1番線に誘導される.この指示は場内信号機の現示のため,駅員らは列車から手旗が誤認されないよう,しっかりたたんで見えにくい位置に携えている.


札沼線 石狩当別 2008年3月1日 NikonCoolpix2500

 (写真3)5426Dが1番線に到着したのを確認した後,駅員が電話で駅構内のすべての信号機機能を止め,かつ新十津川方のポイントを切替えるよう連絡したらしい.そのため,この写真ではさきほど「定位」だった転轍器標識が「反位」になっている.なお,この電話器を使用している間は写真のように電話器箱の上部が点灯するらしいが,これは作者の誤認かもしれず,要確認である.


札沼線 石狩当別 増結編成 2008年3月1日 NikonCoolpix2500

 (写真4)転線準備ができた2番線の増結編成貫通扉から緑旗を現示する駅員.なお,この駅員は写真2,3の左側の人物で,この後連結手としても活躍する.運転士席側の窓ガラスには1,2番線を分けるポイントの転轍器標識が「反位」になっているのがしっかり反射している.


札沼線 石狩当別 2008年3月1日 NikonCoolpix2500

 (写真5)2番線から新十津川方へ一旦引き上げる3両の増結編成.電話機は使っていないようなのだが,箱上部が点灯している.


札沼線 石狩当別 2008年3月1日 NikonCoolpix2500

 (写真6)ポイントの外まで出た増結編成.駅員が緑旗を提示しているが,実はこの意味は作者にはよく分からない.恐らく,貫通路に立つ連結手に「ポイントの外まで渡り切っており,転線のための停車位置はよし」だと思うが,推測の域を出ない.この後,電話による連絡を運転室して1,2番線を分岐するポイントを「定位」に戻してもらい,再び緑旗を振って1番線への侵入許可を出す.


札沼線 石狩当別 2008年3月1日 NikonCoolpix2500

 (写真7)写真6ではまだ「反位」だったポイントが「定位」に回された.ヘッドライトを4灯フルに点灯させて増結編成が5426Dだったキハ40単行の待つ1番線にゆっくりと入ってくる.


札沼線 石狩当別 2008年3月1日 NikonCoolpix2500

 (写真8)1番線で待つ新十津川始発札幌行きの編成.乗客はもちろん乗ったままだし,ドア扱いもした状態である.増結編成から連結手が手旗を持って線路に降りてくるところ.この連結手は写真2,3の左側,写真4の貫通路に立っていた駅員である.


札沼線 石狩当別 2008年3月1日 NikonCoolpix2500

 (写真9)手旗の誘導により,増結編成(左)がゆっくりと5426Dに近づいていく.


札沼線 石狩当別 2008年3月1日 NikonCoolpix2500

 (写真10)これら一連の転線,増結作業中は駅構内の屋根から下げられた黄色い回転灯がずっと点灯・回転しっぱなしであり,これは山田線川内での連結作業と同様,「駅構内の信号機は機能させていません」という意味と思われる.


札沼線 石狩当別 556D 2008年3月1日 NikonCoolpix2500

 (写真11)増結作業が終わり,4両編成となった札幌行き「556D」.写真左手の2番線にも例の黄色い回転灯が見えている.


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