日本初の立体交差駅である折尾は重厚な佇まいを残した風格のある駅だが,時代を先取りしすぎた施設はやがて規模や使い勝手で陳腐化してしまうことがよくあり,盛岡バスセンターなどはその好例だろう.
折尾駅も列車の本数や乗降客数,編成両数が増加するにつれて駅の手狭さが感じられる.写真は2番線に停車中のディーゼルカー車窓から1番線を撮ったもので,奥が若松方になる.上部に鹿児島本線が立体交差している.1番線は当時ホーム有効長が5両分しかなかったはずで,しかもかなりカーブしており,かなり不便な構造をしていた.(2008年2月16日記述)
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