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南今庄 北陸本線

(2010年4月27日作成,2010年4月27日最終更新)

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北陸本線 南今庄 2010年4月23日 Nikon D200 AiAF Nikkor28mm F2.8D

 南今庄駅の開業は北陸トンネル開通と同じ1962年6月10日.北陸本線・敦賀〜今庄間の山中峠を越える旧線を廃止し,北陸トンネル経由の短絡線を建設する際にはこの位置に駅を設ける予定はなかったが,旧線の廃止駅周辺住民が請願する形で北陸トンネルの今庄側出口付近にこの「南今庄駅」が設置されることになったらしい.

 そのような経緯があったためか,ホームはそっけない相対式で幅も狭く,レールもかなりカーブした位置に設けられており,ホームをまるで「後付け」したようなオーラが漂っている.写真は上りホームから敦賀方を見たところ.奥に見えているトンネルは北陸トンネルのすぐ北側にある落石(あるいは雪崩)防止用の覆工的要素の強い小トンネルで,北陸トンネルの入口はさらに先にある.(2010年4月27日記述)



北陸本線 南今庄 2010年4月23日 Nikon D200 AiAF Nikkor28mm F2.8D

 上下ホームを連絡する構内踏切上から今庄方を見たところ.左が下りホームだが,その下部には布網が覆われている.恐らく列車の床下等に付着した氷雪が落下した際にバラストを巻き上げることがあり,それが左の道路まで飛散するのを防止するためと思われる.(2010年4月27日記述)



北陸本線 南今庄 2010年4月23日 Nikon D200 AiAF Nikkor28mm F2.8D

 南今庄駅前.ホーム脇の階段下が「駅前」だが,それと言えるスペースはまったくと言っていいほどない.道路は県道207号で,旧北陸本線の線路敷をほぼ流用した線形になっているらしい.左の川は鹿蒜(かひる)川.(2010年4月27日記述)



北陸本線 南今庄 2010年4月23日 Nikon D200 AiAF Nikkor28mm F2.8D

 上りホーム待合室内の運賃表.東京都区内(米原経由だろう)の他,大都市までは名古屋(営業キロは142.4キロのため,名古屋市内ゆきにはならない),京都,大阪(同153.5キロのため大阪市内ゆきにはならない),神戸等が表示されていた.これらに混じて「熱海」までが表示されているのは意外な感がする.今庄駅までは2.6キロしかないため,140円である.前述のように,もともと駅を造る予定はなかったものの,地元の請願で誕生した経緯もあってか,南今庄〜今庄間は北陸本線としては駅間距離が非常に短い.(2010年4月27日記述)



北陸本線 南今庄 2010年4月23日 Nikon D200 AiAF Nikkor28mm F2.8D

 待合室内には上下ホームでの普通列車停止位置を表示したイラストが掲示されていた.停止位置目標が記入され,車両も521系,475系ファミリーとすぐに分かるもので,パンタグラフ形状やクーラーキセ形状などの表現が細やかなものだった.419系の運用も残ってはいるが,475系ファミリーの絵で代用させたものと思われる.なお,ホーム長は6両分しかない.(2010年4月27日記述)



北陸本線 南今庄 2010年4月23日 Nikon D200 AiAF Nikkor28mm F2.8D

 道路を隔ててホームとは反対側に「南今庄休憩所」と表示された待合室とトイレがある.埋め込まれた石板には「平成11年度/電力移出県等交付金施設」とある.(2010年4月27日記述)



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