手元にある1999年12月号の時刻表を見ると,当時の糸魚川〜直江津界隈は実におもしろい列車が頻繁に走っていた.直江津駅のページで紹介した直江津21:27発〜22:08糸魚川着の臨時快速9582Dはキハ52を使用,頚城トンネル等のロングトンネル内は95km/h走行をしてDMH-17エンジンが爆音を轟かせまくっていた.そして関西方面からシュプール号がひっきりなしに入り,大糸線にはキハ181や客車列車が,直江津から信越本線へは485系,583系も入線していた.
時刻表を見ただけでは運用車両までは載っていないが,早朝の青海6:35始発,快速3821M直江津行きは特急「しらさぎ」間合の485系を使用しており,この写真がそれである.ほとんど利用客のいない早朝時間帯に485系がグリーン車組込みの堂々7両で梶屋敷1番線に到着.始発は青海だが,富山から青海まで長駆回送された実に贅沢な列車だった.直江津からは折返し快速5534Mとして富山まで戻っていた.
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