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能生〜筒石 北陸本線

(2009年9月14日作成,2009年9月14日最終更新)

JR線 北陸本線(富山〜直江津)へ戻る


北陸本線 能生〜筒石 2008年11月12日 NikonCoolpixS600

 現在の北陸本線・能生〜筒石間はほとんどが頸城トンネル内になっているが,頸城トンネルが開通・供用された1966年まではほぼ日本海岸沿いを走る線形だった.写真は能生駅の北東約1kmの場所にある白山神社付近の魚つき及び風致保安林の位置図だが,この地図に描かれている「北陸本線」は1966年までの旧線のままである.地図の左(西)側に能生駅があり,白山神社東方のトンネル(白山トンネル)がある.

 1963年(昭和38年)3月16日,白山トンネル東方出口にある小泊集落上部から大規模な地すべりが発生し,海岸線沿いの集落を押し流すとともに,その地すべりに下り普通列車(C57牽引)が乗り上げてさらに海岸側へ流される被害が発生した.

 頸城トンネルの建設は沿線で頻発するこれらの地すべり災害を避ける目的もあり,現在の北陸本線は大幅に線形が改良された.(2009年9月14日記述)



北陸本線 能生〜筒石 2008年11月12日 NikonCoolpixS600

 旧北陸本線白山トンネルの能生駅側入口.トンネルの全長は336m.当時の当区間は単線だった.現在,旧線跡の一部は自転車・遊歩道として整備,利用されている.(2009年9月14日記述)



北陸本線 能生〜筒石 2008年11月12日 NikonCoolpixS600

 白山トンネル内部.前述のC57はもちろん,急行「日本海」やディーゼル特急「白鳥」も通ったトンネルと思うと感慨深い.(2009年9月14日記述)



北陸本線 能生〜筒石 2008年11月12日 NikonCoolpixS600

 白山トンネルの筒石駅側出口.右の道路は旧国道8号線と思われる.(2009年9月14日記述)



北陸本線 能生〜筒石 2008年11月12日 NikonCoolpixS600

 小泊集落上部より.1963年にこの斜面で地すべりが発生し,海岸まで流れていった.(2009年9月14日記述)



北陸本線 能生〜筒石 2008年11月12日 NikonCoolpixS600

 地すべりブロック下部から見た画像.縦断方向の延長370m,幅100〜170m,総移動土砂量15万m3(推定値,pdfサイト・http://www.kubota.co.jp/urban/pdf/20/pdf/20_4_3.pdfより引用)の規模で地すべり災害が発生したという.(2009年9月14日記述)



北陸本線 能生〜筒石 2008年11月12日 NikonCoolpixS600

 上部に見られる地すべりの冠頭部.災害から45年ほど経っているが,生々しい滑落涯が中央部に見えている.(2009年9月14日記述)



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