富山 北陸本線

　金沢6:16始発・黒部7：56終着の425Mは富山で解結作業を行い，6両から3両に減車して黒部に向かっていた．419系の解結シーンが見られるのは恐らく当時，この列車だけだったと思う．
　解結された編成のうち，米原方の3両は折り返し福井行き快速5426Mとして運用されていた．

　写真の特急「サンダーバード2号」は早朝の4:55に富山を発車する大阪行き．撮影当時，始発駅を朝4時台に発車する特急列車はこの「サンダーバード2号」が唯一の存在だと思っていたが，後で時刻表を見ていたところ，これよりも更に早い時刻に発車している特急が存在していた．それは何かというと，鹿児島本線の特急「有明2号」で，熊本を早朝4:52に発車している．

　富山は「きたぐに」「能登」「北陸」等の夜行列車があり，昼行の特急も早朝4時台から終着は夜の0:10（サンダーバード49号）まであり，まさに不夜城というか，在来線華やかし時代を色濃く残す稀有な存在であり続けている．

　正面改札にずらりと並んだ改札ラッチ．

　正面改札目の前の地平1番線ホームは広々としており，かつての福井駅地平ホームを連想させる．急行型だった475系（写真はクハ455-20）直江津行き，奥の2番線には特急型だった581・583系を改造した419系大聖寺行きも見えている．

　写真の大阪始発だった特急「サンダーバード19号」は，発車直後の大阪〜新大阪間で非常停止した．理由は淀川橋梁に車が激突したため，その安全点検が済むまでの停車だったため，富山には約40分遅れて到着した．到着時刻が狂ったためか，普段「サンダーバード」が入ることのない1番線に入線した珍情景である．（2009年1月23日記述）

　地平改札の米原方に残る，精算専用の窓口．精算窓口は集改札機能と一緒にした駅がほとんどとなったため，このような単独精算所は大変珍しくなった．しかも窓口が合計3つもあり，国鉄時代からのものと思われる吊り看板も健在である．（2009年1月23日記述）

　高山本線の842Dは，同線富山口での最長編成である，キハ120の4両編成となっている．富山の発車は6:36，行先は越中八尾で，土休日運休の列車である．越中八尾からの折返し富山行き（845D）がこの列車の本領発揮で，多くの通勤通学客らを輸送している．（2009年1月23日記述）

　北陸新幹線開業と絡み，高架駅化工事が進んでおり，のりば（番線）等が頻繁に変更されている．写真は跨線橋から見た頭端式の3番のりば．高山本線越中八尾行きのキハ58系2連が停車中．（2010年2月3日記述）

　朝日を浴びて発車を待つキハ58-477（手前側）．高山本線越中八尾〜富山間の土休日運休の区間列車にキハ58系の2連が充当されていた．（2010年2月3日記述）

　越中八尾まで往復してきたキハ58系の2連は8:35に富山駅に帰ってくるが，到着番線は地平ホームの目の前の1番線である．地平改札とキハ58系国鉄色の競演が見られた．この列車は8:55の発車で再度越中八尾まで往復する運用となる．（2010年2月3日記述）

　越中八尾まで2往復の運用を終え，再度富山駅1番線に戻ったキハ58系の2連．比較的原型を留めていた2-3番ホームからのアングル．（2010年2月3日記述）

　一瞬，顔を揃えた419系，485系そしてキハ58のオール国鉄型車両．（2011年2月24日記述）