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宇都井駅 三江線

(2011年10月1日作成,2012年10月27日最終更新)

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三江線 宇都井駅 2011年9月6日 Nikon D200 Ai Nikkor 35mm F1.4S

 高架線上にホームを設置し,地上から階段で昇降する特異な構造の駅となっている.宇都井駅と同様,「高架線上に片面ホームの完全無人駅」という駅は,他に筑前山手(筑豊本線)や大江高校前(北近畿タンゴ鉄道宮福線)などいくつかあるが,宇都井駅は周囲の田園風景の中に忽然と,まるで「塔」のようにそびえる階段部分など,他駅にはない強烈なインパクトを放っていた.(2011年10月1日記述,10月2日加筆修正)



三江線 宇都井駅 2011年9月5日 CASIO EX-ZR10

 満月に照らされる夜の宇都井駅.(2011年10月1日記述)



三江線 宇都井駅 2011年9月5日 CASIO EX-ZR10

 「塔」のようにそびえる地上からホームまでへの階段.右下の灯りは駅トイレ.(2011年10月1日記述)



三江線 宇都井駅 2011年9月5日 CASIO EX-ZR10

 夜の駅入口.1970年代頃に建てられた共同住宅の入口と酷似している.住宅であれば右側スペースに郵便受けや配電盤などがありそう.(2011年10月1日記述)



三江線 宇都井駅 2011年9月6日 Nikon D200 Ai Nikkor 35mm F1.4S

 「塔」のような階段だが,下(地盤)からコンクリートを打設していったのではなく,階段〜踊り場〜180度逆向きの階段,という「箱(ユニット)」を現場かあるいは工場で予め組み上げ,それをクレーンで6段積み上げ,最上部に階段のない「屋根」構造のユニットを載せて施工したらしい.

 写真の黄色矢印はそれらユニットの水平接合部と思われる筋.なお,地盤から最終段(ホームと同一面上)までの踊り場数は11ある.(2011年10月1日記述)



三江線 宇都井駅 2011年9月6日 CASIO EX-ZR10

 駅入口から見上げた「塔(階段)」.黄色矢印が前述の「ユニット水平接合部」で,最下段のユニットから5個分は同一構造のユニットを積み上げ,その上部(最終段の階段ユニット)と最上部の屋根構造は別ユニットを積み上げたようである.「塔」の右側にある細い直線状の割れ目が入ったコンクリート部は旅客ホーム,一番右の幅が広い割れ目が入り,橋脚に支えられている構造物が線路敷(高架線路)となっている.(2011年10月1日記述)



三江線 宇都井駅 2011年9月6日 Nikon D200 Ai Nikkor 35mm F1.4S

 「塔(階段)」北東側(列車で三次方に向かって左側)壁面には「宇都井駅」の文字プレートが設置されている.独特のフォントで駅の存在感にマッチしている.(2011年10月1日記述)



三江線 宇都井駅 2011年9月6日 CASIO EX-ZR10

 「塔(階段)」の最終部分.階段最後の「平面部」は待合室状になっており,ベンチや駅時刻表,運賃表等が設置されている.左の扉を開けると旅客ホームである.(2011年10月1日記述)



三江線 宇都井駅 2011年9月6日 Nikon D200 Ai Nikkor 35mm F1.4S

 旅客ホームからの眺め(南西側).中国地方に多い橙色の瓦屋根の家屋が建っていた.高架線の下を宇都井谷川が流れている.

 高架ホームの地盤からの高さだが,21m(引用文献:池田浩規編「JR全線全駅」,弘済出版,1991.)という記述のほか,「30メートル」(引用文献:宮脇俊三・原田勝正編著「国鉄全線各駅停車(7)北陸・山陰510駅」,小学館,1984.)という値もあるが,おおよそ20mくらいのようである.地盤からホームまでの階段数は116段あり,1段分が18〜20cmとするとほぼ20〜21mとなる.(2011年10月1日記述)



三江線 宇都井駅 2011年9月6日 CASIO EX-ZR10

 ホームの金網から手を伸ばして真下を撮影した構図.まるで地面から「塔」が生えているようである.左の波板状屋根は駅トイレ.(2011年10月1日記述)



三江線 宇都井駅 2011年9月6日 CASIO EX-ZR10

 旅客ホームから見下ろした「駅前」.右の白っぽい壁面が「塔」.(2011年10月1日記述)



三江線 宇都井駅 2011年9月6日 Nikon D200 Ai Nikkor 35mm F1.4S

 ホームに入る下り三次ゆき普通列車.この構図だとあまり「特異な構造の駅」には見えない.「塔(階段)」と旅客ホームとの隙間だが,写真右下のように鉄板で繋がっているだけである.(2011年10月1日記述)



三江線 宇都井駅 429D車内より 2011年5月11日 Nikon D200 Ai Nikkor 24mm F2S

 宇都井駅の江津方にある宇都井トンネル内から見た駅ホーム.こうして見るとやはり相当高い位置にホームが「浮いている」ように見える.写真奥が三次方になる.(2011年10月1日記述)



三江線 宇都井駅 429D車内より 2011年5月11日 Nikon D200 Ai Nikkor 24mm F2S

 旅客ホームはややカーブしている.(2011年10月1日記述)



三江線 宇都井駅 432D車内より 2011年5月11日 Nikon D200 Ai Nikkor 24mm F2S

 上り列車内から見た宇都井駅ホーム.右に「塔(階段)」が写っている.写真奥が江津方.(2011年10月1日記述)



三江線 宇都井駅 429D 2012年9月28日 Nikon D200 Ai Nikkor 24mm F2S

 宇都井駅を発車した三次ゆき.キハ120と駅施設の大きさが比較できる.(2012年10月27日記述)



三江線 宇都井駅 2012年9月28日 Nikon D200 Ai Nikkor 24mm F2S

 ホームの三次方端より真下を見た構図.眼下の宇都井谷川の右岸側に魚道が見えている.この堰堤や河床の施設は三江線当該区間建設と同時に施工されたものと思われる.(2012年10月27日記述)



三江線 宇都井駅 2012年9月28日 Nikon D200 Ai Nikkor 24mm F2S

 駅ホームのほぼ真下より江津方を見た写真.ホームがややカーブしているのが分かる.(2012年10月27日記述)



三江線 宇都井駅 2012年9月28日 Nikon D200 Ai Nikkor 24mm F2S

 写真奥が江津方になる.質実剛健なこの容姿,施設のまま残っていくこと願っている.(2012年10月27日記述)



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