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伊勢鉄道鈴鹿駅発行 2014年5月
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伊勢鉄道鈴鹿駅発行の出札補充券
第3セクターの伊勢鉄道伊勢線鈴鹿駅はJR線から伊勢線を直通する特急「南紀」も全列車が停車する主要駅です.鈴鹿駅1階部分には伊勢鉄道の旅行センター(出札窓口)があり,特急以外にも快速「みえ」,更に普通列車もほとんどがJR東海の関西本線や紀勢本線(一部JR西日本)との直通運転を行っているため,連絡乗車券類も取り扱っています.
右画像は鈴鹿駅旅行センター(出札)で購入した豊橋までの片道乗車券ですが,出札補充券で発券されました.連絡乗車券についても一部の口座(四日市ゆきや名古屋ゆき等)は硬券の常備券もありますが,豊橋ゆきはなかったため,出札補充券で発券されました.
補充券の項目や記入欄の大きさなど,JRのものとほぼそっくりそのままのレイアウトになっています.異なるところを探すと,「再掲」欄の左側が「JR運賃」に,右側が「連社運賃」になっていることくらいです(JRの券はそれぞれ「連社1」と「連社2」).
経由についてはJR東海線との接続駅である河原田と新幹線が一連になったゴム印が押されました.
運賃2,160円の内訳は伊勢線220円(3.6キロ),JR線は関西本線44.1キロと東海道本線(新幹線)72.4キロで計116.5キロ(幹線)なので1,940円となり,合計2,160円(120.1キロ)です.
もし全区間がJR線(東海会社線)の場合,営業キロ120.1キロを切り上げて121キロとなり,幹線運賃表から2,170円になるので,第3セクター線とJR線を跨って乗るにもかかわらず,この区間の場合は10円安くなるという現象が起きています.
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