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常備ライナー券類(軟券)

(2009年3月6日作成,2009年3月6日最終更新)

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信越本線 新潟駅発行 2004年3月

信越本線「らくらくホームトレイン」の常備乗車整理券

 2004年3月12日まで,信越本線の新潟〜長岡間を走っていた快速は「らくらくホームトレイン」という名称で,乗車整理券310円を追加することにより,特急型車両(485系6連)に乗車できる快適な列車だった.

 乗車整理券は新潟駅万代口改札脇にあった精算窓口で購入できた.日付のみ押印すれば良い完全常備の軟券が用意されていた.

 なお,3月13日のダイヤ改正から白新・羽越本線に「らくらくトレイン村上」が登場(後述)したことにより,この「らくらくホームトレイン」は3月13日から「らくらくトレイン長岡」に改称され,乗車整理券は300円に値下げされた.恐らくこの常備券は3月12日を持って廃札になったものと思われる.そして,「らくらくトレイン長岡」の新たな常備券が出現したはずであるが,作者はまったく機転が効かず,購入せずにいたところ,いつのまにか「らくらくトレイン長岡」も「らくらくトレイン村上」も乗車整理券専用のラッチ内自動券売機が設置され,新潟駅の常備乗車整理券そのものの発売がなくなってしまった.(2009年3月6日記述)




(白新線) 新潟駅発行 2004年3月

白新線〜羽越線「らくらくトレイン村上」の発着駅常備乗車整理券

 2004年3月13日のダイヤ改正で新たに登場した快速「らくらくトレイン村上」は,新潟から村上まで白新線・羽越線を経由して運転されており,2009年3月現在も運転が続いている.新潟を20:05に発車し,途中停車駅は豊栄,新発田,中条,坂町で特急「いなほ号」とまったく同じ停車駅だった.終点村上到着は20:58.乗車には「乗車整理券」が必要で,300円である.

 この「らくらくトレイン村上」登場時の新潟駅にはまだ整理券発券用のラッチ内自動券売機が設置されておらず,万代口改札脇の精算窓口で乗車整理券を購入するようになっていた.この券を見ると,発駅,着駅ともに印刷済の完全常備券で,発行箇所も印刷済である.(2009年3月6日記述)




白新線 豊栄駅発行 2008年12月(左)・羽越本線 新発田駅発行 2008年10月(右)

白新線〜羽越線「らくらくトレイン村上」の発駅補充常備乗車整理券

 2004年3月に登場した「らくらくトレイン村上」だが,当初は途中停車駅に整理券は常備されていなかったらしい(噂であり,確認はしていません).しばらくして旅客からの需要もあったためか,豊栄や新発田には発駅補充の乗車整理券が設備されたという情報を得て購入したのが右の画像である(2004年3月からすでに設備されていたかもしれません).

 着駅は当該列車の最遠駅である「村上」までがすでに印刷済ですが,発駅と発行年月日は押印で対応する様式になっています.発行駅名も発駅と同じ駅名印を押して対応するようになっています.新潟駅ではこのような発駅補充タイプの乗車整理券に切り替わることなく,整理券発券専用の自動券売機が設置されたようです.(2009年3月6日記述)




羽越本線 中条駅発行 2009年3月

白新線〜羽越線「らくらくトレイン村上」の中条駅発行乗車整理券

 前掲の豊栄,新発田駅常備の発駅補充タイプの乗車整理券とまったく同一の券ですが,敢えて項を変えて紹介しました.その訳ですが,「らくらくトレイン村上」の中条駅発車時刻は20:40です.しかし,整理券が購入できる有人窓口(みどりの窓口)の営業時間は19:30までで,「らくらくトレイン村上」が発車する1時間以上も前に閉まります.自動券売機は窓口閉鎖後も稼動していますが,乗車整理券は販売していません.また,「らくらくトレイン村上」が発車する僅か10分前の20:30に村上行き普通列車もあることから,19:30以前にわざわざ整理券を購入する旅客もいないであろうことから,中条駅にはこの乗車整理券の設備はないのではないか?というウワサがありました.

 しかし,2009年3月に訪問したところ,常備券の設備はありました.窓口の職員の話では年間30枚も売れないとのことでした.

 購入した3月1日の中条駅における「みどりの窓口」営業時間は19:30まででしたが,3月14日のダイヤ改正日から,「みどりの窓口」は19:00までの営業に時間短縮されるため,さらに整理券購入ができる最終タイミングと当該列車の発車時刻まで時間が開くことになり,ますますこの常備券は売れない気がします.(2009年3月6日記述)




篠ノ井線 松本駅発行 2008年2月(左)・同 田沢駅発行 2008年2月(右)

篠ノ井線〜信越本線「おはようライナー」の常備乗車整理券

 篠ノ井線〜信越本線を経由する塩尻〜長野間には朝に片道だけ快速「おはようライナー」が設定されており,塩尻6:57発〜松本7:10発〜長野8:09着というダイヤで運転されている.途中停車駅は村井,松本,田沢,明科で,松本駅ラッチ内精算窓口と簡易委託の田沢駅以外では乗車整理券はマルス端末で発券できるらしい.

 使用車両は特急「あさま」で使われていた189系グレードアップ車の6連(長野所)で,リクライニングシートのモノクラス編成となっている.

 松本,田沢駅ともに常備券の様式はまったく同じで,発駅・発行駅名が補充となっているが,田沢の方は「○ム」の入った印を押しているところが収集魂を熱くさせる.(2009年3月6日記述)




阪和線 天王寺駅発行 2008年11月

阪和線「はんわライナー」の常備乗車整理券

 ここまでこのページで紹介してきた乗車整理券とは明らかに様式が異なっている.まず地紋が薄緑色になっている.

 「はんわライナー」は381系の6連を使った運用で(かつては9連運用もあった),土休日も含めて毎日運転されています(2009年3月14日ダイヤ改正から土休日は運休になります).また,「らくらくトレイン村上」や篠ノ井線の「おはようライナー」が片方向しか設定がないのに対して,「はんわライナー」は朝に天王寺方面ゆきが2本,夜に和歌山方面ゆきが3本設定されています.

 乗車整理券ですが,夜の和歌山方面ゆきは天王寺駅の阪和線ホームにある専用窓口において,常備券が発売されます.乗車できる列車が指定され,さらに号車と席番も指定されますが,席そのものは指定されず,指定は列までです.そのため,その列のどの座席に座れるかは,「早いもの勝ち」になります.

 作者はそのようなシステムになっているとは知らず,窓口で「はんわライナー1号の整理券を2枚ください」と言ったところ,「おタバコは?何号車にしますか?」と言ったことを訊かれ,禁煙車であれば何号車でもいいと言って発券してもらいました.整理券を購入するのは常連客ばかりで,喫煙・禁煙車の指定はもちろん,どの号車のどの辺りの席が下車駅の階段や改札口に近いかも熟知しているため,号車や席番を指定して購入している人がほとんどでした.ちなみに,同じ席番の整理券の場合,券の通し番号も同一になるようです.画像の2枚も同じ番号になっていますが,さらにその枝番?に相当すると思われる数字が号車と番号の右下に括弧書きで(18)のように記入されています.

 手元の大型時刻表(2008年4月号)を見ると,和歌山方面ゆきは「乗車整理券310円が必要です/天王寺駅で発売」とあります.実際,天王寺駅以外の途中停車駅(鳳,和泉府中,東岸和田,熊取,和泉砂川)では乗車整理券の発売はしていないようで,途中から乗車した乗客は空席に座った後,車内を回る車掌から直接購入しているようでした.

 また,天王寺方面ゆきについては「〔はんわライナー4・6号〕の停車駅の各駅ホームでの乗車整理券の発売は行いません.乗車整理券は,和歌山(4号のみ発売(※6号は熊取始発のためと思われる,この括弧内作者記入※))・和泉砂川・新家・日根野・熊取・和泉橋本・東貝塚・東岸和田・下松・久米田・和泉府中の各駅のみどりの窓口でお買い求めください.」と書いてあります.天王寺方面ゆきはマルスで乗車整理券の管理を行っているようです.「はんわライナー」は非常に奥の深いライナーと思います.(2009年3月6日記述)




しなの鉄道線 小諸駅発行 2008年7月(左)・同 上田駅発行 2008年7月(右)

しなの鉄道線〜信越本線の「しなのサンライズ号」の「しなのサンライズ券」

 しなの鉄道の小諸からJR信越本線の長野まで,早朝に快速「しなのサンライズ号」が運転されているが,上田〜長野間は別途乗車整理券が必要である旨が時刻表に記載されている.

 右の画像はその乗車整理券だが,「乗車整理券」とはどこにも表記がなく,「しなのサンライズ券」とある.料金は200円で,上田〜長野までノンストップの26分で走破している.使用車両はしなの鉄道所有の169系9連(土休日は6連)であり,上田以遠では高速で飛ばす169系のMT54サウンドが楽しめる.この「しなのサンライズ券」は発行駅も完全常備となった券で,発行箇所による違いが楽しめる.「しなのサンライズ券」は小諸〜上田の各駅と車内でも購入可能で,車内では「戸倉運輸区発行」と入った常備券が手に入るようであるが,作者は持っていない.(2009年3月6日記述)




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