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常備乗車券(往復乗車券・軟券)

(2010年3月12日作成,2010年3月12日最終更新)

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JR東日本の常備往復乗車券(冠着駅発行)

篠ノ井線 冠着駅発行 2009年1月

 JR東日本では常備券類が硬券から軟券に切り替わった際,往復常備乗車券は上の画像のようないわゆる「周遊券サイズ」を横に2枚合わせた巨大サイズの常備軟券を基本的な様式にしたようで,2010年現在も一部の簡易委託駅で数口座の販売が細々と続いています.

 サイズは「ゆき」「かえり」券ともに繋がった状態でおおよそタテ73mm×ヨコ262mmと大きく,特にヨコサイズはB5用紙の長辺よりも若干長く,取り扱いに苦労します.タテ方向は日本で流通しているお札とほぼ同じ長さです.ブラウザの仕様,環境により異なると思いますが,少なくとも作者のPC画面ではほぼ「原寸大」で表示されるように画像加工しました.

 画像の券は篠ノ井線冠着駅に常備されている姨捨までの往復乗車券で,中央のミシン目の上部左右に小児断線があります.「ゆき」券の「往復乗車券」と書かれた左脇に「○ム」の表示が入っていますが,簡易委託駅発行の券でもここに「○ム」が入っていない様式も見受けられます.なお,冠着駅にはこの姨捨往復と,明科,松本,聖高原,篠ノ井,長野往復の計6口座がありました.(2010年3月12日記述)




JR四国の常備往復乗車券(鬼無駅発行)

予讃線 鬼無駅発行 2010年2月

 JR四国の一部の簡易委託駅に設備されている常備往復専用乗車券(軟券)はJR東日本のものよりも小型で,この券の場合,ミシン目より左側の余白(耳)も入れて,寸法はおおよそタテ73mm×ヨコ115mmです.タテ方向はJR東日本の常備往復乗車券と同一で,ヨコ方向はその約半分です.財布にも仕舞いやすい大きさで,券面への情報量もそれほど多くないため,作者としてはこの大きさで充分な気もします.

 券面を見ると,どこにも「往復乗車券」の文字はありません(裏面は真っ白です).ただ,「ゆき」「かえり」や「発売日共2日間有効」の印刷がありますので,「往復乗車券」ということになるのだと思います.また,どこにも「○ム」の表記は見当たりません.

 この券には小児断線はないため,大人専用券です.また,駅名の後ろのひらがなは片道乗車券の一般式で使われている「から・ゆき」ではなく,「から・まで」となっています.(2010年3月12日記述)




小児専用常備往復乗車券(JR東日本・後潟駅発行)

津軽線 後潟駅発行 2009年3月(上)・2008年9月(下)

 津軽線後潟駅は2009年8月まで委託職員が居り,常備券の手売りが行われていましたが,残念ながら現在は完全無人駅化されてしまいました.後潟駅には青森往復と油川往復の常備往復乗車券(軟券)がありましたが,青森往復の口座については小児専用券がありました.それだけ「青森往復」の需要が高かったものと思われます.

 画像の上の大人券にも小児断線はあるので,小児用としても発券は可能です.しかし,小児専用券があれば,ハサミで断線する手間が省けますので,迅速な発券が可能です.小児専用券にはもちろん断線はありません.「ゆき」券の小児断線部分は特に何も印刷されず,「かえり」券には券の番号が入っています.なお,後潟駅の往復乗車券には,このページのトップでご紹介した冠着駅の券と異なり,ゆき券の「往復乗車券」文字の左脇に「○ム」の表示はありません.「○ム」表示は各券右下の「後潟駅発行」の部分に小さく入っているだけです.(2010年3月12日記述)




古間駅発行の「黒姫〜長野」往復乗車券

信越本線 古間駅発行 2009年3月

 古間駅には長野駅までの常備往復乗車券(軟券)の設備があるのですが,券面は黒姫〜長野往復です.これは古間〜長野と黒姫〜長野の運賃が同じため,旅客側が損をすることはないのですが,珍しい例と思われます.古間駅は黒姫駅が管理駅ですのでその関係かもしれませんし,かつて急行,特急列車が走っていた時代には古間通過で黒姫には停車する関係から,特に「かえり」券の着駅を「黒姫」とすることで,急行・特急利用での「かえり」客に運賃(乗車券分)の追加は不要であることを券面で「PR」する狙いがあったのかもしれません.

 なお,画像は小児専用券ですが,もちろん大人用の往復常備券もありました.(2010年3月12日記述)




諏訪湖花火大会対応の常備往復乗車券

中央本線 岡谷駅発行 2008年8月(上)・9月(下)

 毎年,8月15日に長野県諏訪湖で「諏訪湖祭湖上花火大会」が,毎年9月には「全国新作花火競技大会」が開催され,多くの観覧客が訪れます.特に会場に近い上諏訪駅では,花火当日に自動改札の「改札止め」や駅南側に臨時通路を設けるなど,大量旅客輸送対応が取られています.

 花火大会当日の乗車券も通常の券売機,窓口売りでは対応できないため,臨時発売所(臨発)を設けて対応し,花火大会用の常備往復乗車券を手売りしています.2008年の岡谷駅でもこのような臨発対応が取られたため,画像のような常備往復乗車券が出現しました.

 画像上部は8月上旬の「諏訪湖祭湖上花火大会」用です.券面には「諏訪湖花火往復乗車券」と印刷されています.券の大きさはこのページで紹介したJR東日本の常備往復乗車券をミシン目で切り取った半分のものと同じです.なお,この往復乗車券の場合,「ゆき」券に相当する部分は回収しません(というか,回収できません).そのため,券面には「上諏訪駅を出る場合,または入る場合は,このきっぷをお見せいただくだけで結構です.」という注意書きがあります.

 画像下部は9月(2008年は9月6日)に開催された「全国新作花火競技大会」対応の往復乗車券です.券面には「諏訪湖新作花火往復乗車券」と印刷されています.

 いずれの券も小児専用券ですが,大人専用券ももちろん販売されています.なお,通常の往復乗車券同様,2日間有効です.(2010年3月12日記述)




釈迦堂川全国花火大会対応の常備往復乗車券

東北本線 安積永盛駅発行 2009年8月

 毎年旧盆最後の土曜日に,福島県須賀川市の釈迦堂川沿いで「釈迦堂川全国花火大会」が開催されています.東北本線須賀川駅は会場まで徒歩5分程度にあるため,花火大会当日には相当に混雑するようです.

 画像の往復乗車券は花火大会当日の多客輸送対応のために発券された安積永盛〜須賀川の常備往復乗車券.この花火大会対応の常備券が販売されるらしい,という情報を作者の友人が察知し,作者にも購入しておいてくださった.

 前掲の諏訪湖花火大会対応の往復乗車券と異なり,JR東日本の簡易委託駅等に設備されているものと同じ様式で発売されていた.また,諏訪湖花火大会では「諏訪湖花火」等の文字が印刷されていたが,釈迦堂川花火大会のものはそういった文言はなく,通常の往復乗車券様式を踏襲している.但し発行年月日は諏訪湖花火大会用と同様,印刷済であり,花火大会当日が終わったらば残札は廃棄するものと思われる.

 注目は上の大人専用往復乗車券で,小児断線がなく,完全大人専用常備往復乗車券となっている.このような断線のないものは作者の知る限り通常の簡易委託駅で設備されている駅はないものと思われるため,大変に珍しいものと思われる.

 なお,鏡石駅でもこのような常備往復乗車券が発売されていた.(2010年3月12日記述)




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