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2010年発行
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ゆうちょICキャッシュカードSuica
2009年に,ゆうちょ銀行のキャッシュカードとJR東日本のSuicaがコラボして「ゆうちょICキャッシュカードSuica」(以下,ゆうちょSuicaカードと記述)の取り扱いを始めました.
ゆうちょ銀行のキャッシュカードは磁気ストライプから,より偽造が困難なICチップ登載のものへと切り替えを進めています.作者のゆうちょ銀行キャッシュカードは磁気ストライプタイプだったため,無手数料でゆうちょSuicaカードへの切り替えができることが分かり,さっそく切り替えました.
このカードの長所は1枚でキャッシュカードとSuicaの2機能を持っていること,通常のSuicaでは必要なデポジット500円が不要なことです.手数料等無料で発行してもらえた上,2010年4月1日から5月31日までは「オリジナルペンギンミニケースセット」がもれなくもらえるキャンペーン(参考URL:http://www.jp-bank.japanpost.jp/campaign/yuchosuica2010/cpn_yuchosuica2010.html;2012年1月現在)中で,ケース(いわゆる弁当箱)ももらえました.
但し,2010年当時にこのカードを発行する郵便局(ゆうちょ銀行)は,JR東日本の乗車券としてのSuica使用可能エリアにほぼ一致しており,Suicaエリア外(JR東海管内)に居住する作者はわざわざエリア内の局まで出向いて発行してもらいました.
このカードの短所はSuicaとして使用のためには持ち歩き,使用のたびに端末にかざさなければいけないことです.Suicaなんだから当たり前のことですが,キャッシュカードでもあります.これは前述のように「長所」でもありますが,Suicaとして使うためには,「キャッシュカード」を頻繁にポケットやかばんから取り出すわけです.そんなこともあって,作者はこのカードを一度もSuicaとして使っていません(現在のところ,チャージもしていません).
今のところ,ゆうちょSuicaカードをSuicaとして使うつもりはありませんが,Suicaは6ヶ月間使用しないとロックがかかり,それを解除してもらわないと使用できないようですので,実使用前にはチャージの前にこの「ロックの解除」が必要と思われます.また,10年間1度も使用しないとSuica機能自体が失効するようです.ゆうちょSuicaカードにはデポジットもないため,失効しても金銭的な損害はありませんが,せっかくのSuica機能ですので,10年以内に一度はチャージしようかとも思っていますが,しなくてもカードコレクションっぽくなっていいのかな,とは思っています.
Suica機能について,チャージではなく,ゆうちょの普通口座と直結していて,口座残高からSuica使用分が引かれる,というシステムであれば,ある意味「チャージ金額(=この場合,普通預金)にほんの僅かとは言え,利子が付く」ということになったのですが,ゆうちょSuicaカードのSuica機能は預金口座とはまったく切り離されています.
ゆうちょSuicaカードから話は逸れますが,Suicaはチャージや乗車,買い物に使わないと10年で失効します.記念Suica等をコレクションとして持っている人は,発行日から10年経過する前に何かしらのアクションをしないと「実使用できないコレクションカード」状態になってしまいます.
ほとんどの記念Suicaはデポジット500円とチャージ金額1,500円の計2,000円で発売されてきています.コンビニで100円程度のものを買う,というアクションでもいいので,10年に一度は使用した方がいいかと思います(購入前に前述の「ロックを解除」してもらうアクションも必要かと思われます).
また,チャージする際には券売機のスリットにカードを挿入するタイプだと,カード券面に擦り傷が生じる可能性が高いです.コレクション・アイテム要素の強い記念カードを美品状態で残すためには,平面的な端末上にカードを載せるタイプのものでチャージや買い物をすることを強くお勧めします.(2012年1月8日記述,1月26日加筆修正)
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