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糸魚川駅 2008年11月12日発行
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急行列車における実乗区間と異なる
グリーン車利用
上り急行「きたぐに」に新潟から糸魚川まで乗車した際の「急行券・グリーン券」である.急行「きたぐに」は6号車にグリーン車・サロ581形が連結されており,自由席車が混み合う時期や寝台券が確保できない繁忙期に乗車率が高くなる他,寝台車を使うには乗車時間が短い区間に利用実態があるように見受けられる.
当日は奮発して急行「きたぐに」のグリーン車に初乗車することにした.「きたぐに」号の乗車区間は新潟(22:55発)から糸魚川(1:22着)までである.グリーン料金について調べたところ,新潟から糸魚川まで(175.1km)のグリーン料金はJR東日本とJR西日本の区間に跨ることから,「2,670円」となるが,「JR東日本内のグリーン料金は200kmまでは2,000円」であり,同じ200kmまでの移動でも,JR東日本管内で完結する場合は670円安く乗ることができることが分かった.
そこで思い付いたのが,「きたぐに」の走行区間のうち,JR東日本管内の「新潟〜直江津」間はグリーン車を利用し,直江津(0:53着)から自由席車に移動して,糸魚川で下車する,という妙案である.こうすれば,グリーン料金は670円お得になり,直江津到着前に熟睡していた場合でも車掌に起こしてもらうことができるため,寝過ごす恐れもほとんどなくなるということから,さっそく実行に移した.
実乗区間とグリーン車利用区間が異なる場合,急行料金が「新潟〜糸魚川」間の通しで済むのか不安があったが,急行料金については通しで発券してもらえた.画像の上の「急行券・グリーン券」がそれで,3,050円のうち,急行料金が「新潟−>糸魚川(200kmまで)」の1,050円,グリーン料金が券面にある「G区間:新潟−>直江津(JR東日本のみ136.3km)」の2,000円となっている.グリーン車の座席については別途画像の下の「指ノミ券」が発券され,上の「急行券・グリーン券」と同時に使用する場合のみ有効の「指定券(グリーン)」が発券された.
なお,マルス端末のないJR西日本筒石駅で料補による同様の切符を購入しているので,ぜひご覧いただきたい.
このように,実際の乗車区間とグリーン指定区間が異なる券は購入可能であったが,ではこのような「特急券・グリーン券」は買えるのであろうか.実際に購入してみたいのだが,グリーン料金の出費が痛い.(2008年11月25日記述)
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