TOP更新情報カテゴリ路線別列車別鉄道サウンド切符リンク集岩手県の魅力当サイトについて撮影機材

お得なきっぷの買い方ガイド 〜ICカード(Suica等)の利用

(2010年3月19日作成,2012年1月7日最終更新)

切符へ戻る

「お得なきっぷの買い方ガイド」へ戻る


イオンSC 2010年4月 W44K

イオン土浦ショッピングセンターへアクセスするJRバス関東路線バス

 2009年5月28日に茨城県土浦市に開業した大規模ショッピングセンター「イオン土浦ショッピングセンター(以下イオンSCと表記)」へのアクセスバス路線として,JRバス関東が霞ヶ浦線を延伸する形で土浦駅西口からとつくばセンターからの路線バスを運行させました(運行開始はイオンSCのソフトオープン日である2009年5月22日,引用はWikipedia・2010年4月15日現在のイオンSCのwebページより).

 運賃は土浦駅西口〜イオンSCが200円,つくばセンター〜イオンSCが350円ですが,Suica利用の場合,土浦駅西口からは50円引きの150円(25%引),つくばセンターからは100円引きの250円(約29%引)と大幅に割引きます.

 ちなみに,JRバス関東ですので,運賃の支払いにはSuicaの他,PASMOが利用可です.(イオンだからといって路線バスで「WAON」は使えません(2010年4月現在)).

Suica利用履歴 2010年3月 仙台空港駅で印字

 右の画像はつくばセンター〜イオンSC間の路線バスを往復利用した際のSuica利用履歴です.印字を仙台空港鉄道で行ったため,水色の地紋の券になっています.履歴の一番下の行に「バス等JR関東」とあり,収受額が250円ずつになっていることが分かるかと思います.ICカードを利用することにより,現金支払いの場合と比べて片道100円の差額は非常に大きいと思います.

 ちなみに,つくばセンターと土浦駅を結ぶ関東鉄道の路線バス運賃は510円(2010年4月現在)もします.JRバス関東でつくばセンター〜イオンSC〜土浦駅西口とICカード利用で乗り継げば,250円+150円=400円で110円も安くなります.いかにJRバス関東の割引率が大きいかが分かります.

 但し,つくばセンター〜イオンSC間のバスは1時間に1本の運行しかなく,かなり不便です(運行は7時台から21時台まで).せめて30分に1本の運行として欲しいところです.土浦駅西口からのバスは平日は30分に1本程度,土休日は20分に1本程度が確保されており,利便性は高くなっています(バスダイヤや運賃は2010年4月現在です).(2009年4月15日記述,4月16日加筆修正)

 2011年3月1日にダイヤの改正,割引運賃額の改定が行われました.Suica利用による割引運賃は土浦駅西口〜イオンSC間が20円引きの180円(10%引),つくばセンター〜イオンSC間が30円引きの320円(約9%引)となり,割引率は低くなってしまいました.

 それよりも何よりも,つくばセンター〜イオンSCの本数大幅削減が行われ,平日1往復のみ,土休日は完全運休となりました.平日の時刻も,つくばセンター発19:45,イオンSC発8:25という買い物にはまったく使えないダイヤとなっており,単に路線免許を維持するためのダイヤなのでは?という状況に変化しました.つくばは完全に「クルマ社会」状態となっており,バス路線はどこも苦心しているようです.(2012年1月7日加筆修正)




2010年3月 東京駅発行

ICOCAによる首都圏普通グリーン券事前購入

 2010年3月現在,JR東日本は首都圏の一部普通列車に導入されている「グリーン車Suicaシステム」に使用できるICカードとして,自社のSuicaの他,PASMO,TOICA,Kitacaは共通利用可能ですが,なぜかICOCAは利用不可となっています.SuicaとICOCAは電子マネー機能でも共通利用は可能なため,なぜグリーン車Suicaシステムだけが利用できないのか大いに謎です.

 SMART ICOCAへのクイックチャージはクレジットカード利用となりますが,作者がこれに利用しているクレジットカードでは利用額の約1%がポイントとして還元されるため,SMART ICOCA利用は実質的に1%の割引になります.そう考えると,例えば右のような950円の普通グリーン券(平日・50km超)の場合,1%分の9.5円,安くなったと考えることができます.

 右の画像は東京駅の自動券売機でICOCAを利用して購入した熱海までの普通グリーン券です.きっぷの下部にはICカードで購入したことを現す「□IC」の囲み文字が印字されています.このきっぷだけを見ると,何のICカードで購入したのかは分かりませんが,同時に発券した「領収証」を見ると,カード番号の先頭に「JW」とありますので,ICOCAであることが分かります.

 首都圏の普通グリーン券は事前購入と車内購入で料金額が250円も異なります.しかし,ICOCA(SMART ICOCAを含む)ではプラットホームに設置されているグリーン車Suicaシステム券売機でSuicaグリーン券を購入することはできません.そこで東京駅では一旦改札外に出て,わざわざ券売機から右の普通グリーン券を購入し,再度改札を通って東海道本線に乗車しました.当日は青春18きっぷの利用だったので,東京駅の有人改札をそのまま通れましたが,途中下車不可の乗車券類の場合,改札外の券売機で購入する場合は改札係員の了解を得る必要があるかと思われます.

 このように,2010年3月現在,ICOCA利用による首都圏普通グリーン券購入は大変に不便です.ただし,Suica(PASMO,TOICA,Kitacaを含む)であっても,ホームのSuicaグリーン券は「カード残額がグリーン券分残っている」か「不足額をチャージする場合は1000円札のみ」など制約が多く,そもそも首都圏普通グリーン券の事前購入システム自体が使いやすいとは必ずしも言えません.(2010年4月15日記述,4月27日加筆修正)




ページの先頭へ戻る


アビエスリサーチ トップへ戻る

inserted by FC2 system