豊橋から新大阪まで日帰りした際に利用した「名古屋往復きっぷ」と「名古屋〜新大阪」の往復乗車券です.豊橋〜新大阪間の営業キロは259.0キロです.運賃は241〜260キロ帯の4,310円,とはなりません.新大阪は大阪市内の駅のため,豊橋〜大阪間の262.8キロで運賃計算をするため(旅客営業規則86条),ワンランク上がって4,620円になります.このように,特定都区市内制度によって運賃で損をする場合もあるため,「得しない制度」と揶揄されたりします(逆にこの制度により恩恵を受ける場合もありますが).
このようなことから,豊橋〜新大阪を単に名古屋で区切って買っても安くなります(分割購入).1,280(豊橋〜名古屋)+3,260(名古屋〜新大阪)=4,540円です.
普通乗車券でも名古屋で分割して購入した方が安いのですから,「名古屋往復きっぷ」等のトクトクきっぷ併用でさらに安くできます.移動した6月9日は土曜日でしたから,「土休日用名古屋往復きっぷ」となり,価格は1,500円,片道あたり750円です.
750+3,260=4,010円.通しの普通運賃より片道あたり510円,往復で1,020円も安くなります.
(但し,乗車券分割プログラムを公開しているページ(2012年10月現在のURL:http://bunkatsu.info/)で計算すると,「名古屋往復きっぷ」を使わずとも,普通乗車券を大高,京都で区切って3枚の乗車券にすると,
豊橋〜大高(60.0キロ)950円
大高〜京都(160.0キロ)2,520円
京都〜新大阪(39.0キロ・特定区間運賃)540円
となり,合計4,010円になるようですが,3分割以上の乗車券に分けて発券してもらう際には出札担当職員の作業が煩雑であること等,作者としては抵抗感もあり,あまり感心できる買い方とは思いません.)
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