別府(べふ)鉄道は播磨灘に面した兵庫県播磨町や加古川市にある化学品メーカー「多木化学」(かつての多木製肥所)が自社製品を貨物輸送するために敷設した鉄道で,旧国鉄山陽本線土山駅で接続した土山線(土山〜別府港間・4.1キロ)と,旧国鉄高砂線野口駅で接続した野口線(野口〜別府港間・3.7キロ及び専用線(1926年に別府港〜港口間0.7キロは廃止))の非電化鉄道路線を所有していたが,これらの鉄道線は1984年2月のいわゆる国鉄貨物大削減改正時に廃止となった.
本ページでは野口線を紹介する.なお,国鉄高砂線との接続駅・野口駅(廃止後)は高砂線野口駅のページを参照.写真は廃線跡を歩道化した脇に立てられた看板で,野口線の廃線跡が「松風こみち」という名称で整備されたことが案内されている.(2015年11月4日記述)
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