(2012年9月23日作成,2015年10月31日最終更新)
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上野公園(上野恩賜公園)内の法隆寺宝物館などの傍にあった地下駅.写真は駅入口で,石積みのただならぬ雰囲気を持っていた.駅は1997年に休止,2004年に廃止となった.写真が煤けて見えるのは当日のカメラの不調による.(2012年9月22日記述)
ラッチ内より改札口,出札窓口を撮影.地上の入口から地下へ入ると,掘っ立て小屋のような出札があった.地下には開業当時からほとんど変わらないと思われる施設が封印されており,汚れと相俟って強烈なオーラを放っていた.写真左に古風なパイプイスを横一列に並べ,上部を単管パイプで固定したベンチらしき設備が写っている. 民鉄の主要ターミナル至近に開業時のまま取り残されたような駅(例えば名古屋鉄道瀬戸線東大手駅,長野電鉄市役所前等)はいくつかあるが,その頂点のような駅だった.(2012年9月22日記述)
開業時は恐らく相当に「モダン」な駅だったのだろう.2004年の当駅廃止後もトンネルからの避難施設としてホーム等の設備もそのまま残されているらしい. なお,当駅については「こち亀」(秋本治著,「こちら葛飾区亀有公園前派出所」単行本第95巻「幻!?の博物館動物園駅の巻」)でも紹介されている.(2012年9月22日記述)
博物館動物園駅は廃止されたが,地上の駅舎はそのまま残されている.この駅舎は東京大空襲等の戦火からも逃れた貴重なものである.(2015年10月31日記述)
製作費がかかったであろう駅跡のプレートも掲げられている.駅舎は1933年(昭和8年)竣工とある.(2015年10月31日記述)
駅舎裏手を見ると窓が少し開けっ放しになっていた.通気のためと思われる.なお,窓直下へは柵等があって入れない.(2015年10月31日記述)
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