一見して「未成駅」と分かるコンクリートの遺構.周辺の地名等から「小野浦駅」という仮称が付けられている.場所は野間駅から1.7キロ地点(細目トンネル〜小野浦トンネル間)で,ゴルフ場「新南愛知カントリークラブ美浜コース」の南西側にある.当区間開業時の1980年当時,仮称「小野浦駅」周辺の宅地開発等が見込めないことから未開業のままと言われている.遺構から,MAXの設備としては「複線区間の相対式ホーム」だが,現在の内海線が単線であることから現実的なMAXは「相対式ホームの交換可能駅」だが,「東側ホームのみを供用開始した棒線駅(西側ホームは準備工事)」の可能性もあった.しかし,そのような「可能性」はすべて棄却され,30年以上もの間,未開業のまま放置されている.(2014年1月7日記述)
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